400万円のゲーム用シートで皇帝になれるか?

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  • 更新日:2008/07/27
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コアなゲーマーへの製品というのは常に一般人の常識を超えて宇宙のはるか彼方へすっ飛んでいますが、デス・スターまですっ飛んでしまったのはこれが初めてでしょうか?

emperor.pngその名も"Emperor Workstation"。この手のものに$39,950(Macなら$41,950)という金を惜しまず拠出する趣味人は世の中におそらくいるでしょうが、問題は「エンペラー」という名前にしてはちょっとコンピュータまわりのスペックが貧弱なことでしょうか。

プロセッサはFSB 800MHzのCore 2 Duo(Quadではない!) 2.6GHz、メモリは4GB、HDDは500GB2台と今の時代では標準的です。モニタがSXGAの19インチ3台というのは、今日び少し広い画面が好きな人なら普通に装備するでしょう。私もマルチモニタが好きで、以前仕事でUXGAの20インチ2台を使っていたことがあります。おそらく8台以上の画面を駆使する人はデイトレイダーだけではないでしょう。

そして、いつの時代もこの手の製品の宿命である「あっという間に時代遅れ」という危険性を孕んでいます。いつだったか、ハードオフでえらく仰々しく大型のドライブゲーム用コンソールが投げ売られていたのを見たことがあります。400万円の行く末があれではあまりに哀れです。

ちなみに開発元はカナダのNovelQuestという会社。他にもヘッドバンドをつけて脳波で操作するコントローラなど、ユニークなものを作っているようです。

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