メールサーバの設定方法備忘録
サーバをアップグレードするたびにいつもいつも忘れるので、備忘録を書くのですが、そのファイルもいつもどこかに行ってしまって、結局調べなおしになります。
ここに書いておけば最悪Googleのキャッシュにでも残るであろう。:-) ということで、メールサーバの設定方法の紹介です。
私のサーバコンフィグレーションは、
- SMTPサーバ: Postfix
- IMAPサーバ: Courier-IMAP
です。posfixのインストールはFedoraインストール時にすんでいるので省略。Courier-IMAPは配布パッケージには含まれていないので自分で作ります。
Postfix設定
いらないものを削除
sendmail、CFがインストールされていたら、使わないので削除
main.cf
/etc/main.cf は以下を変更
mydomain = ドメイン名
myorigin = $mydomain
mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost, $mydomain,
mail.$mydomain, www.$mydomain, ftp.$mydomain
mynetworks_style = subnet
mynetworks = ローカルサブネット/24, 127.0.0.0/8
alias_maps = hash:/etc/aliases
alias_database = hash:/etc/aliases
home_mailbox = Maildir/
# これをしないと踏み台にされる
smtpd_recipient_restrictions = permit_mynetworks permit_sasl_authenticated reject_unauth_destination
smtpd_sasl_auth_enable = yes
# Outlook対応(無くてもよい)
broken_sasl_auth_clients = yes
Courier-IMAP設定
インストール
rpmbuildするために、ホームディレクトリに
~/rpm/{BUILD,RPMS,RPMS/i386,SOURCES,SPECS,SRPMS}
を作っておく。
Courier-authlib関連
% yum -y install mysql-devel
% yum -y install expect
% yum -y install /usr/include/ltdl.h
% yum -y install postgresql-devel
% rpmbuild -tb courier-authlib-0.61.0.tar.bz2
% rpm -Uvh courier-authlib-0.61.0-1.fc9.i386.rpm
% rpm -Uvh courier-authlib-devel-0.61.0-1.fc9.i386.rpm
Courier-IMAP関連
% yum -y install /usr/include/fam.h
% yum -y install openldap-servers
% rpmbuild -tb courier-imap-4.4.1.tar.bz2
% rpm -Uvh courier-imap-4.4.1-1.9.i386.rpm
起動サービス設定
- /usr/lib/courier-imap/etc/ にあるファイルのうち、起動しないものの設定を変える。たとえば、
/usr/lib/courier-imap/etc/pop3 で、
とする。
POPD3START=NO - 起動するサービスは証明書ファイルを使うようにする
たとえば、/usr/lib/courier-imap/etc/imap-ssl で、
とする。
TLS_CERTFILE=/etc/ssl/server.pem
自己証明書作成
上記で指定した証明書を作成する。
% openssl req -new -x509 -nodes -out /etc/ssl/server.pem -keyout /etc/ssl/server.pem
authdaemondが起動していることを確認する。
以上では、IMAP over SSLで接続できますが、実はTLSは有効になっていません。
設定不足なんでしょうが、まぁ一応セキュアになったのであとはゆっくりやりましょう。
自己証明書については否定的な意見もあるかとは思いますが、基本自分だけが使うのでとりあえずよしとしています。
匿名
画面が真っ暗、でもカーソルは出てる状況。
探して、ここにたどり着きました。
パスワード入力で、復活!
修理に出す寸前でした。ホントにありがとう!