PC-6001ムービー次なる野望

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  • 更新日:2015/02/09
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野望っていうか妄想?

ムービー再生の技術情報の続き

SDOSの改良により、以下は対応しました。

  • スタック領域を塗りつぶさないようにし、終了後はSDOSに戻る。
  • 起動時に再生ファイルを指定できるようにする。UNIXなどと同じようにコマンド実行ができる感覚です。
野望その1: 音楽再生

まずはPCM再生です。というか、既にモノはできています。 モノラルですが、11kHz/12bit(相当)。ノイズもほとんど感じられず、 自分でも驚きました。 まぁ、これはMSX版のViterbiアルゴリズムによるエンコーダが優れているためで、 私の成果とはいえませんが。

野望その2: 同時再生

フレームレートとPCMの音質を犠牲にして同時再生。 理論的には可能そうなのですが、 現在の方法だと圧縮フォーマットの展開を行う関係上、 1フレームにかける時間がまちまちになってしまい、難しいです。

MZ-700やPC-8001で行われているように、 大量のRAMがあれば圧縮を使わなくても済むのでかなり楽なのですが、 市販品でそのようなハードウェアは存在しなかったので、 1から作る必要があります。 不可能ではないでしょうが、私のハード製作能力ではいささか心配です。

野望その3: 完全ストリーミング

大量の増設RAMによる力技など邪道!

バイト単位で完全ストリーミング再生。 とはいえ、現在のジョイスティックポートを使ったSDカードアダプタは転送能力がほぼ理論限界で、 これ以上クロックを削るのは困難です。

やはりAVRバージョンのSDカードアダプタ&ドライバを作るのが王道でしょうかね。

野望その4: カラー化

MZ-700で武田さんが採られている方法で、 フレームを時間軸で分割することによる中間色表現です。 当然フレームレートが倍以上でなければいけないので、 128x96ドット/4色カラー(VRAMサイズは3kB)でどこまでできるか、 またはセミグラフィックモード(VRAMサイズは1kBまたは0.5kB)で実現するか。

う~ん、悩ましい...。


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