PC-6001の回路解析

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  • 更新日:2015/02/09
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私の手元には、一部欠けていて、かつ非常に不鮮明ではありますが、PC-6001の回路図があります。 以前はI/O誌の解析記事もあったはずなのですが、残念ながら一部を残して捨ててしまったようです。 手持ちの資料をよく調べてみたところ、いくつか新事実(?)がわかりました。

  • 拡張スロットの7ピンに^WAIT信号入力がある。
  • 拡張スロットの16ピンに4φ出力(15.9744MHz)がある。
  • 本体の回路にはTP(ターミナルピンか)が設けてある場所があり、ここから信号線を取り出すことが可能。

一つ目はSRAM付きSDカードインタフェースを作るときにとても役立ちそうです。 初期ロードの際にCPUを止められます。

2つ目は既にAVRのクロックに活用していますが、PC-6001mkIIでは削除されてしまっているようです。 残念。

3つ目は本体をばらさないといけないですが、見たところピン自体は普通に立っているので、本体自身に手を入れることなく信号を取り出すことができます。

わかっている範囲では、TPは次のとおりです。

  • TP1: Z80の^BUSRQ
  • TP2: Z80のCLK(3.993600MHz)
  • TP3: Z80の^WAIT
  • TP4: 電源の-5V
  • TP5: 電源のGND
  • TP6: CMT OUTのデジタル信号
  • TP7: CMTのMOTOR ON
  • TP8: Z80の^INT
  • TP9: MC6847へのCLK(3.579545MHz)
  • TP10: MC6847のY信号
  • TP11: CMT INのデジタル信号
  • TP12: CN4(RS-232C)へのRESET
  • TP13: AY-3-8910のアナログ出力(ABC)をワイヤードORしたもの
  • TP14: プリンタコネクタのBUSYを反転させたもの

当たり前かもしれませんが、この情報は無保証です。あしからず。


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