Xubuntuで古いマシンを再生してみたのですが、やはり少々遅いです。
最近のLinuxはデスクトップ環境がよくできているので、そこそこコンピュータリテラシがある人であればすぐに使い始められるのですが、その代償として常駐ソフトが多いのです。 Xfceでは、標準状態で100MB程度のメモリを喰います。
Xfceのカスタマイズ
まずはこれをカスタマイズしてみます。
たとえばセッション起動・終了の設定では、スタートアップするアプリケーションをすべて解除します。 しかし、GUIツールによる設定だけでは十分に解除できません。
より深いGUI関連の設定は、/etc/xdg/xfce4や/etc/xdg/autostart/に入っています。 たとえば、/etc/xdg/autostart/に入っている*.desktopファイルの最後に、
Hidden=true
という一行を入れることにより、不要なサービスの起動を抑制できます。 なお、これはグローバルな設定であることに注意してください。 ユーザごとの設定はホームディレクトリ下にあります。
また、gnome-screensaverは/etc/xdg/xfce4/xinitrcに直書きしてあるので、これはコメントアウトしました。
今回はディスクスペースには余裕があるので、積極的にアンインストールはせず、サービスの停止などで対応しています。 ただ、それでも使わないmodem-managerやppp-confなどは常駐を避けるために削除しました。
192MBでどこまでイケる?
さて、LVPMで移行する際、swap領域を作り忘れてしまいました。 そのため、なんとしても192MB以内で処理をするということになります。 まぁ、あとでGPartedでどうにでもなるのですが。
そこで、Xfceよりも軽いといわれているLXDEを入れてみました。 インストールは簡単で、
% aptitude install lxde
で終わりです。 ログアウトし、セッションをXfceからLXDEに切り替えてログインすれば環境が切り替わります。
ログイン直後のメモリ使用量は60MB程度。 ついでに重いFirefoxの代わりにWebKitベースのMidori(緑)を入れます。 すると、ブラウザを起動してもメモリ使用量は100MBを下回ります。
私 の環境(Celeron 400MHz/Memory 192MB)では、明らかに軽くなったのが感じられます。 特に、敢えてスワップなしで動かしているせいか、Xfceだとすぐ占有メモリがいっぱいになってきます。 そのときに、しばらくGUI操作が止まってしまうのですが、その頻度はかなり少なくなりました。
なお、LXDEの見た目はWindowsに よく似ています。 Windowsキーこそ(デフォルトでは)使えませんが、Windows同様、Ctrl+ESCで"スタート"メニューを出すことができます。 もっとWindowsそっくりにすることも(意味があるかどうかは別にして :-p)可能でしょう。
匿名
画面が真っ暗、でもカーソルは出てる状況。
探して、ここにたどり着きました。
パスワード入力で、復活!
修理に出す寸前でした。ホントにありがとう!