アップグレードしようとして問題が

先日日本に家族で行った際に、ビジネスクラスにアップグレードをしました。 その際のことです。

チケットはエコノミーの割引チケットを買っていたわけですが、2歳未満の乳児を連れていました。 ANAのWebサイトでは「2歳未満の座席を使用しない乳児は大人運賃の90%割引」とあり、もともとのエコノミーのチケットは大人の割引チケットの90%割引の運賃を払っていました。

ここでアップグレードに際して旅行会社から連絡があり、アップグレードができたために乳児の分についてはエコノミーをいったんキャンセルしてビジネスのチケットを買う必要がある、と言われました。 乳児はアップグレードが不可能なためです。

正規料金を請求される

ここで、当然のように割引のビジネス料金の90%割引と思っていたのですが、実態は違いました。

アッパークラス(ビジネスクラス、ファーストクラス)の乳児は大人正規運賃の90%割引料金を請求される

ということです。 90%割引とはいえ、ロンドン～東京間のビジネスクラスの往復正規運賃といえば日本円で100万円以上します。

結局払った

どうなったかと言うと、結局支払いました。 およそ700ポンドで、税金を除く大人のエコノミー割引運賃として支払った金額よりも高くなってしまいました。

最 初赤ちゃんがバッシネット(機内用乳児ベッド)で寝てくれず、なぜかリクライニングした座席では寝てくれるという状態でした。 ビジネスクラスが満席でほかに余裕がないので「12時間立ちっぱなしか?」と焦りました。 あとで判明したのですが、どうやらバッシネットに敷いてくれたビジネスクラス用の毛布が、かなり静電気を発生するため嫌がったようです。 毛布を除くと寝てくれてほっとしました。

帰りも相当満席で、当日になってもWeb上ではアップグレードが確認できず、成田空港のチェックインに行ったらアップグレードはできないと言われてしまいました。 乳児の分は正規運賃を払っているんだから何とかできないかとゴネ相談したら、何とかアップグレードをさせてくれました。 バッシネットの手配はできていたので、後は座席指定が問題だったのですが、これも何とかバッシネット席を選ぶことができて事なきを得ました。

バッシネット席の場所

ち なみに、ANAビジネスクラス(Boeing 777-300ER旧機材)のバッシネット席は、3D, 6A, 6D, 15Gの4箇所のようでした。 既にロンドン線はANA BUSINESS STAGGEREDに変わってしまったので、バッシネット席の場所も変わってしまいましたが。

乳児連れのファーストクラスもトライしてみたいところですが、大人正規運賃は日本円で約250万円。 90%割引でも25万円、当の赤ちゃんにとってはエコノミーとやることは一緒で座席もつかわず機内食も食べないのに!

ところで、ファーストクラスにはバッシネット席って存在するのでしょうか?
これについては以下のアップデートをどうぞ。

(15 Jan 2015 Update) 実は乳幼児のファーストクラスの利用にはちょっとトリッキーなところがあるのですが、それをこちらにまとめました。

(16 Jan 2015 Update) 航空会社、路線によっては座席を確保しない子供に向けた料金が必ずしも大人正規運賃の10%とは限りません。念のため...。