Intelが6コアのコンシューマ向けプロセッサCore i7-990Xを発表したとニュースにあります。
従来の最上位プロセッサi7-980X(3.33GHz)からクロックを向上し、3.46GHzとなっています。 価格は今までの最上位プロセッサの例に倣って999ドル。
これでニュースだと思うのは、たった0.13GHzだけクロック向上した最上位プロセッサの登場ではなく、玉突き式に他の6コアプロセッサおよび4コアプロセッサの価格が下がったことでしょう。 6コアの通常モデルであるi7-970(3.2GHz)は、885ドルから583ドルに値下げされていますし、4コアのハイエンドであるi7-960(3.2GHz)は、562ドルから294ドルになっています。
私のように、i7-9XXのエントリーモデルであるi7-920(2.66GHz)ベースのマシンを持っている人は多いかと思うのですが、そういう人のアップグレードパスとしては悪くありません。
基本的に、私のようにenthusiastではないコンピュータユーザの場合、同じコア数で少しくらいクロックがあがっても大して影響はありません。 そのために何万円も費やすのは割に合わないので、勢い同じPCを何年も使い、いい加減処理能力が足らなくなったころに買い換えることが多いのですが、それだとCPUだけ買い換えるということはできず、全部取り替えることになりがちです。
コア数を増やすアップグレードができるというのは、ビデオ編集などマルチスレッドの恩恵を受けやすいアプリケーションを使っている人にとってはありがたいことです。 そのためのCPUの価格が10万円近くに張り付いているのでは現実的ではありませんが、この流れで行くと、いずれi7-9XXの4コア版がほとんどなくなって、6コア版の価格が現在の4コアの価格にまで落ちていくのではないでしょうか。 現に、4コアハイエンドのi7-960の価格は、私が買った1年前のi7-920の価格に近くなっています。
本当は、もう少しクロックも価格もを落とした6コアバージョンが欲しいところなのですが、そうするとマーケット上4コアバージョンと衝突してしまうので、もう少し時間がかかりそうです。 一応、X58チップセットで動作するという意味では、Xeonという選択肢もないわけではないのですが、もともと価格が高いので、ほぼ同じ値段で低いクロックのモデルを買うということになってしまいます。 とはいっても、ユニプロセッサ(シングルプロセッサ)用のXeon W3670(3.2GHz)の価格はi7-970と同じですが。
以前も書きましたが、Socket 1366(Bloomfield/Gulftown)が延命されているのは喜ばしいことです。 チップセット問題で揺れていますが、現在最新のSandy Bridgeが、すべてにおいてi7-9XXシリーズを凌駕するようには設計されておらず、ハイエンドというには微妙な位置にあるのも影響しているのでしょう。 Socket 1156(CPUはLynnfield/Clarkdale)がSocket 1155(Sandy Bridge)で完全に置き換え可能なのに比べると対照的です。
まぁ、私が買う気になるころには上位は8コアになっているかも知れませんし、プラットフォームも移行しているかもしれませんが。
匿名
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