Tiny Core Linux (1) - 序章

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  • 更新日:2015/03/08
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先日ちょっと触れましたが、小型軽量のLinuxディストリビューションに、Tiny Core Linuxというのがあります。 Live CDの容量が約10MBと、とにかく軽量なのが特徴で、コアシステムには余計なものは一切入れていません。 必要なアプリケーションはtczというパッケージに収められてネットワーク上にあり、オンデマンドにダウンロードして使ったり、インストールしてカスタマイズしたりします。 起動時間も早く、PCのスペックにもよりますが10~20秒で起動します。

作者はもともとDamn Small Linuxの開発者の一人であったRobert Shingledecker氏です。

なお、日本語化についてはSourceforge上のプロジェクトで議論されています。 私は特に日本語版に興味はないので、これはスキップします。 要求スペックも上がりますし。

ルータとして使うための小さなLinuxディストリビューションはいろいろありますが、Xが使えるのが大きなポイントです。

何 に使いたいかというと、先日のデジタルフォトフレームです。 電源を入れたら決まったフォルダや外部ストレージに格納された写真をスライドショーしたいわけです。 パソコンとしてではなく、単なるフォトフレームとして使いたいので、短時間で起動することは大事ですし、余計な機能は入れなければ一切入らないTiny Coreは、この手のものを実現するにはベストに思えます。

これからこのTiny CoreをDynabook SS 3410にインストールして、高速起動するフォトフレーム「アプライアンス」(PCではない)を作ってみようと思います。

続きます。

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