Dynabook SS 3410 (Celeron 400MHz/192MB) + CF SSD (8GB)+ Tiny Core Linuxによるデジタルフォトフレームは一応の完成を見たのですが、さらにサイズを小さく、高速に起動することを考えてみました。
更に小型のスライドショーソフト
前回の一応の完成では、スライドショーを行うイメージビューアにGQView1を使ったのですが、それよりもサイズが小さいFehというものを見つけました。 コマンドラインからフルスクリーンとスライドショーを指定できるので、条件を満たしています。
まずはインストールします。
% tce-load -wi feh-1.3.4
パッケージサイズを見てみましょう。
% tce-size feh-1.3.4 feh-1.3.4.tcz 303104, 0.29 MB giblib.tcz 40960, 0.04 MB Total size (bytes) 344064, 0.33 MB + Indicates need to download 0, 0.00 MB
tczパッケージのサイズ合計で、前回のEye of Gnomeは20.75MB、GQView1は1.92MB、そして今回のFehは0.33MBです。 えらい違いですね。
Fehでのスライドショーは、次のようにします。 Fehは自分ではスクリーンセーバをoffにしないので、xsetで切ってからにします(が、今のところxsetはうまくいっていません)。
% xset s off % feh -F -D 10 -r --hide-pointer /mnt/hda2/Photos/
前回同 様、画像ファイルが/mnt/hda2/Photos/に入っているとします。 Fehのオプションは、-F (フルスクリーン)、-D (スライドショーで一枚を表示する時間)、-r (ディレクトリを再帰的に検索)、--hide-pointer (フルスクリーンモードでマウスカーソルを消す)です。 また、-dをつけておくと、画像にオーバラップしてファイル名等の情報が表示されます。 .xsessionに入れるときも前回同様で、gqview1の代わりに上記の2つのコマンドを入れます。
このFeh、feh --helpで見てみるとわかりますが、そのほかにも動作中にマウスやキーボードでさまざまなコントロールができるなど、軽いくせにかなり高機能です。
こ の状態で、grubのメニューから、最初の画像が表示されるまでは約26秒です。 電源を入れてからgrubの待ち時間(3秒)も入れた、トータルの起動時間は約38秒となりました。 2秒の高速化はパッケージの大きさの差のせいでしょう。 free -mによるメモリ使用量は56MBでした。 これならメモリ64MBのマシンでも何とか動作しそうです。
いや待てよ。 Xorgのサイズを見てみましょう。
% tce-size Xorg-7.5 expat2.tcz 77824, 0.07 MB fontconfig.tcz 135168, 0.13 MB openssl-0.9.8.tcz 2093056, 2.00 MB pixman.tcz 237568, 0.23 MB Xorg-7.5-bin.tcz 311296, 0.30 MB Xorg-7.5-lib.tcz 221184, 0.21 MB Xorg-7.5.tcz 10235904, 9.76 MB Xorg-fonts.tcz 1662976, 1.59 MB Total size (bytes) 14974976, 14.28 MB + Indicates need to download 0, 0.00 MB
14.28MB もあります。 この中には、不要なファイルもあるはずです。 これを最低限必要なファイルのみにして、やはりtinycore.gzに取り込んでしまえば、オプションのパッケージの読み込みを一切不要にできるわけで す。 そもそも、Tiny Core Linuxの標準のtinycore.gzには、XvesaをベースとしたXの環境が付属しているわけで、必ずしもXorg-7.5のすべてのファイルが なくても動作するのではないでしょうか。
問題は、Xのファイル群はかなり複雑なので、必要・不要なファイルの洗い出しが大変なことでしょう。
とりあえずはTry & Errorでやってみるしかありません。 それについては...続きます(ていうか、やるのか?)。
匿名
画面が真っ暗、でもカーソルは出てる状況。
探して、ここにたどり着きました。
パスワード入力で、復活!
修理に出す寸前でした。ホントにありがとう!