Mieleの最新機種G4800SCU食洗機を買いました(使用感編)

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  • 更新日:2018/08/24
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機種選択・工事からの続きです。

45cm幅でも意外に入る

ミーレの食洗機G4800SCU、実際1か月程度使っての感想ですが、やはりイイ! です。 45cmが以前使っていたものより小さいのでそこが心配でしたが、むしろとことん貯めずにすぐ回せるし、カトラリートレイのおかげで意外に入ります。 カトラリートレイ部分もちゃんと独立したシャワーが出るので、別の食器や鍋に水の噴射が遮られてきれいにならない、といった心配はありません。ロンドンで使っていたBosch 60cmでカトラリーをバスケットで洗うことに比べると、60cm→45cmで計算上は75%の容積ですが、実際には80%か、それ以上入るイメージです。

P1070757.JPG鍋も洗えます

上の写真では鍋ばかり洗ってますが、実際45cm幅でも下段に鍋2つは入ります(上の写真では上段にも鍋を入れてますが)。

キレイになるのか

これはもう、折り紙付きです。手洗いだと大変なこんなものが、いとも簡単に行けます。

タッパー、お弁当箱

手洗いだと油汚れがなかなか落ちないタッパーやプラスチックのお弁当箱類、見事にすっきり洗えます。

ただ、水圧がそれなりにあるので、タッパーのふたのような軽いものはカトラリートレイに入れるか、皿とかで押さえないと、動作中に水圧で飛んでしまいます。

鍋類

日本の食洗機にマネのできないのがこれ。30cm級の鍋やフライパンも余裕で入り、そしてきれいになります。食洗機は油汚れに強く、炒め物や揚げ物などは軽くこなします。

鍋はおろかガス台で使う網や五徳だってきれいになります。網目状のものは手で洗うのは極めて面倒かつ難しいのですが、造作もありません。なので、五徳の清掃は年末の大掃除アイテムからは消えます!

ただ、キレイに洗うには洗剤も関係するのでご注意を。お薦めは下の方をご覧ください。

便利なカトラリートレイ

あと、カトラリートレイが実際便利で、網目が細かいので結構小さいものを入れても落ちません。

たとえば、マグマグのパーツとかも入れちゃってます。こういうものは洗うときに部品が細かいので、バラして手で洗うのは面倒なのですが、普通に食洗機にパーツを入れると下に落ちてしまいます。このカトラリートレイだと落ちないんですよね。

厚みも場所によって若干違いますが、実測でおおよそ4cm~6cm程度。ディナースプーンが縦に入れられるだけはありますので、包丁、しゃもじ、醤油皿、 シャンパンストッパーなど、かなり入ります。また、この段は別途上部から水が出てくるので、下の段(中段)に洗い物を満載していても問題なく洗えます。ま さに「3段目」なのです。

中・下段バスケットの位置調整

そして中段のバスケットも地味に(?)便利なのが高さが3段階に調節できることです。下段に大きな皿や鍋を入れたいときには上方に動かし、下段の鍋は平たく置いて中段に大きめの皿を入れるときは下方に動かすなど、状況に応じた使い方ができます。

足つきのグラスのように背の高いものもこの通り。

P1080038.JPGグラスを入れた様子

下の部分の斜めの棒と上の足部分の支えで、倒れることなく入れることができます。また、これらの突起物は不要なときは倒しておくことができます。

各バスケットの大きさまとめ

G4800SCU.pngバスケットの概算サイズ

このサイズをおおよそで計測したのが上の図です。いずれもあくまで概算ですのでご留意ください。フロントオープンのドアを開けたときに見える部分のサイズを 測りました。バスケットの高さが3つ書いてあるのは高さ調整があるためです。すなわち、中段バスケットが高さ19cmのとき、下段バスケットは 32cm(バスケット下部から中段用ノズル部分まで)となります。

静かで早い

時間もBoschと比べ意外と早いです。 ちゃんと計測していませんが、以前Boschが1回回しておよそ2.5時間かかっていましたが、今は2時間弱(通常モード)くらいで終わる感じです。 ショート機能(高速で終わらせるモード)なら1時間ちょっとで終わってしまいます。

それから、動作音が大変静かです。 昔のBoschが「ガッション、ガッション」と常時うるさくて、来客時などはちょっと気が引けたりしたのですが(でもパーティをしていたりして回したいのに...)、いまは夜でも平気で動かせますし、ちょっと離れると「あれ、動かしてたっけ?」という感じです。

以下が動いている様子です。

Miele_at_home.jpg洗ってま~す

オートオープン乾燥

終了すると、噂のオートオープン乾燥機能。開く瞬間の動画もタイミングよく撮れました。

P1070769.JPG終了時

上の写真くらいドアが自動的に開きます。これは、真ん中部分にある白い部品(赤枠で囲った部分です)がドアを押し出して開いてくれるのです。日 本の食洗機と異なりドイツ製の食洗機は強制乾燥機能がないため、このように終了時にドアを少し開いておくと、中の余熱を使って外部に水蒸気を逃がすことに より乾燥を促進することができます。なお、この部品は、ドアを開くと自動的に本体内に収納されます。

逆に言うと、日本製のようにコース内で 強制的に乾燥してくれるわけではありませんので、余裕があれば終了後開けておくとよいでしょう。一晩おいても水滴が残る場合もありますので、そういったも のは拭いて片付ける必要があり、そのあたりは割りきりが必要です。お椀の糸底などは水がたまりやすいので、夜洗ったあとに朝まで置きっぱなしにするなら、 終了後ひっくり返しておくといいでしょう。

食洗機洗剤について

あと、洗剤についてです。

ロンドンではFinish(UKのページです)の タブレットタイプを使っていました。 日本にもあるようなので同じものを使っていますが、日本のFinishがやたら小さい(欧州のに比べて半分くらいの大きさです)ので、軽く回すならそれ1個でちょうどいい感じ、鍋などヘビーな汚れの場合は2個使うという感じでやっています。Mieleからもひと箱サービスで貰いましたが、これは欧米の Finishと同じ感じでかなり落ちます。ただ60cm用かな、という感じでちょっと今のには大きいので、よほど汚れがひどいときのみ使うようにしていま す。 Mieleのは高いので、普段買っているのは下のようなFinishのタブレットタイプ、1個あたりの価格を見て安いものを選んでいます。

Finishのタブレットは1個が小さいので「微妙に足りない、でも2個だと多い」というときはジェルタイプを足しています。

なお、Mieleの人に注意されましたが、某花王の製品(キュキュッ○)は海外製に合わないのか、これまで食洗機が壊れた実績もあるので決して使ってくれるなとのこと。ご注意を。

どうでもいいことかもしれませんが、ヨーロッパに住んでいた方は塩(dishwasher salt)を入れる場所があるか気になる方もいるかもしれません。この機種は日本にローカライズされているらしく(いろいろ画面表示も日本語です)、塩を入れる場所は最初からありませんのでご安心(?)ください。

というわけで、これから食洗機を入れたいと思っている方の参考になれば幸いです。

<=機種選択・工事編 使用感編 オートオープンの瞬間(動画あり)=>

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