生後3ヶ月の乳児と帰国休暇をとったときのフライトです。

生まれて初めての日本へ

子供はロンドンで生まれたので、出生届やらパスポートの発給やらビザの申請やらで、なかなかイギリスを出ることができなかった(イギリスは出生地主義を取っていません)のですが、ようやく生後3ヶ月にしてそれらが揃って、初めて日本に行くことになりました。

正規料金を払って乗った我が子

このフライトは親はエコノミーからアップグレードでビジネスクラスに乗るのですが、赤ちゃんのほうは「ビジネスクラス正規料金」を払っています。その詳しいいきさつは別に書いてますので良かったらご覧ください。

ラウンジでご機嫌

今回はロンドンではSingapore Airline SilverKris Loungeを利用しました。単に私がそこを気に入っていたからに過ぎないですが。生後3ヶ月なので首は据わってきてますが、一人座りはできません。

機内食について

一食目

さて、この当時のANAのビジネスクラスは"Inspiration of Japan"ブランドがスタートして気合を入れまくっていた時期でした。メニューも月代わり(現在は3ヶ月単位で変わります)。食事に関しては和食と洋食 の混在も可能、別途期間限定のコースもあったりと、非常に力が入っています。まずはそのあたりから紹介します。

アミューズ

写真を見て気づきましたが、当時はバターやオリーブオイルなどを入れるのと同じ器でアミューズをサーブしてますね。

前菜: サーモンのマリネ 黒胡椒風味 ハーブリキュールヴィネグレットソース

一人目の前菜から見てみます。今もそうですけど、パンがおいしいです。

主菜(肉料理): 牛フィレ肉のステーキ きのこ添え マデラ酒風味のソース

ANAビジネスクラスの肉料理はたいてい牛フィレ肉のステーキになります。これは私が生まれて初めてビジネスクラスに乗ってから10年以上変わっていないようです。

前菜: 和の旬菜3品
(豚味噌の生春巻き、鯛の黄身煮、鱈のきゅうり巻き)

二人目の前菜。和食をセレクトしています。

主菜(魚料理): 鯛のポワレ グリーンペッパーソース

前菜と主菜で和食から洋食に料理を変えています。今も場合によってはリクエスト可能ですが、普通は無理です。2010年の"Inspiration of Japan"開始当時はこのチョイスができることが当たり前というか、むしろ売りになっていました。

さて、食事も終わって、わが子はどうかというと、バッシネット(機内用ベビーベッド)で寝てくれず難儀しました。ずっと泣いていて周りに迷惑をかけるというわけではないのですが、バッシネットで寝かせようとするとぐずるのです。

で、結局満席の機内でどうしたかというと...。

ぐっすり♪

いやだから満席なんですよ...親はどこにいればいいの?

試 行錯誤して分かったのですが、アテンダントさんが敷いてくれたバッシネットに使っていた毛布が気に入らなかった(おそらく静電気のせい)ようで、上の写真 でかけているものと同じ布団を持ってきてもらって寝かせたら眠ってくれてひと安心。一時はどうなるかと(日本着くまで立ってろと?)思いました。

二食目

2回目の機内食も、当時は今より気合が入っているようにも見えます。

和のセット:
切り干し大根の田舎煮
鰆の幽庵焼き
千葉県産多古米の炊き立て御飯、味噌汁、香の物

今と違って洋風のサービングですが和食です。鰆は「さわら」、漢字の通り春の魚ですが、今回は秋のフライトで出てきています。

軽めのお食事: きつねうどん

このころから、単品メニューが充実するようになって、2食目ののセットメニューが重すぎて食べられないときにいろいろチョイスが増えました。

成田のラウンジにて

そ んなわけで、日本についたのですが、成田から乗換えでさらに国内線のフライトがありました。乗り換えの待ち時間がそれなりにあったため、成田の到着ラウン ジ(ANA ARRIVAL LOUNGE)で待つことにしました。ところが(いつものことではありますが)ラウンジは人でいっぱい。授乳したりオムツを替えたりするのも苦労しそう。

VIP用?個室を貸してくれました

このラウンジはマッサージチェアのある個室があるので、調べてみましたが満室。困ったので係りの人に相談したら、「では個室があるのでお使いください」とのこと。

成田空港ANA ARRIVAL LOUNGE個室

この個室はラウンジの奥左側にあります。特に子供や赤ちゃんに対応した部屋と言うよりは、むしろVIP系の対応用の部屋に見えます。なのでオムツ替えるのに便利なわけではありませんが、人目を気にしなくて良いのは助かります。人目がないので授乳もOkです。

社長...??

赤様にはすっかりお寛ぎのご様子で...。

赤ちゃんとの長時間フライトは意外と大変ではない?

さて、赤ちゃんとの長時間フライトですが、3ヶ月だと、夜だから寝るというわけではないので、実は時差があることはそれほどハンデにはなりません。むしろもう少し大きくなってからが大変かも。

その代わり、赤ちゃんが普通に家で生活しているときと同じで、3時間おきに母乳/ミルクとかはあります。むしろ、そのタイミングをうまく母乳/ミルクをあげられる時間にできれば問題ないと思います。入国審査待ちのときに母乳とかになると面倒ですので。