満席でアップグレードができない?
初めての帰省でおじいちゃん、おばあちゃんと目一杯遊んだあと、ロンドンへの帰りの飛行機です。
来るときの飛行機では問題なく親はアップグレードできたのですが、帰りはちょっと問題がありました。当日の朝になってもアップグレードできていなかったのです。チェックインカウンターでも「本日はビジネスクラス満席のご予約をいただいてまして...」といういつものマニュアル回答。
赤ちゃんは正規料金支払い済み
以前も書いたのですが、ルールにより赤ちゃんはビジネスクラス正規料金を払って受け付けられているので、乗る権利が当然あるはずですが、親にはそれがないというわけです。赤ちゃんが親なしで別のクラスに乗るのは不可能なので、「(子供だけだけど)正規料金払っといてダウングレードか?」と思いつつチェックインでゴネ相談したところ、結局座席はあるということで、無事ビジネスクラスに乗れることになりました。
しかももともと希望していたバッシネット席(アップグレード前のエコノミーでもバッシネット席で予約は取れていました)。一体どういう操作になって「満席」だったのが乗れることになったのかは謎です。まぁ早めに空港に行ったので、申し訳ないけど他のアップグレード予定客が涙を飲んだというあたりが妥当な線でしょう。
ここで何も言わなかったら黙ってビジネスクラス料金払ってエコノミーに乗っていたのか...今となっては分かりません。差額返却くらいは期待できるのでしょうけど。
無事搭乗しました
まぁ、とにかく無事にアップグレードできることになったので、ビジネスクラスに搭乗します。ボーイング777の旧タイプ(今も飛んでますが)です。
座席は「ライフラット (lie flat)」と呼ばれるタイプで、ほぼ平らになりますが地面に対して水平ではなく、斜めに平らになるタイプです。座席のコントロールは電動で、かなり細かく設定できます。
なんか既に塩辛で日本酒を飲んでいたりします。
機内の様子
赤ちゃんはバッシネットで
さて、前回苦労した赤ちゃんの寝かしつけですが...。
すやすや...
来るときの学習を生かし、毛布に気をつけたので、バッシネットであっという間にお休みです。おかげで、親もゆっくりと食事ができます。
実は、赤ちゃんが小さいときは(特に自分で動き回れない6ヶ月未満は)、ミルクのタイミングさえ外さなければあとは寝ているだけなので、こういう旅行もある意味親はラクです。自分で移動ができる月齢になると目を離せないので大変になります。
二人分の食事
アミューズは日本に来るときのフライト同様、バターやオイルを入れるのと同じ器に盛られています。
一人目の前菜から行きます。洋食です。
"Inspiration of Japan"キャンペーンでメニューに大変力を入れて、和食と洋食の混合チョイスまで可能としていたANAですが、洋食のチョイスは肉か魚で、ベジタリアンがないのが日本の航空会社らしいです。
デザート: マロンとチョコレートのアイスクリーム キャラメルソース
既にデザートですが、左側に見えている飲み物はシャンパンです。銘柄はChampagne Philipponnat Reserve Millesimèe 2002です。なかなかのヴィンテージを惜しげもなくビジネスクラスに投入。
このときは食事もいわゆる洋食・和食のセットは別に「燻プレート」という限定メニューを用意するなど、全体的に今よりも質が高い気がします。
では、赤ちゃんが寝ている間に二人目。
前菜: 和の旬菜3品
(秋の吹き寄せ前菜、戻り鰹の叩き、菊花ときのこのお浸し)
前菜です。アミューズも一緒にトレイに乗っています。和食は多彩な食材を彩りよく盛り付けて出てきます。
主菜: 牛フィレ肉のステーキ 甘酸っぱいいちじくとジンジャーのコンポート添え
和食の主菜が「かれいの煮付け」だったのですが、気分で洋食に切り替えています。2010年のInspiration Japanスタート当時はこれが当然のようにできました。というか、メニューにもはっきり書いてあります。
このときのメニューブックレットです。見にくいですが、ページの左下に「主菜と前菜は、お好みに応じてアレンジできます。」と書いてあります。
ANAセレクト[栗原はるみプレート]
ドリア風きのこの炊き込み御飯
筑前煮
味噌汁、香の物
燻プレートのほかに、栗原はるみプレートもありました。これは料理研究家の栗原はるみさん監修のメニューだそうで、気合入りまくりです。
ロンドンではファーストトラックが使えます
母と子
座席に関しては、さすがに今のSTAGGEREDシートのほうが広いです。ただ、子供の世話をするのに狭すぎるというほどではありません。なお、上の写真はオムツを替えているわけではありませんので、念のため...。
ご機嫌
座席に座らせるとこのくらいの感じ。この年齢(生後3ヶ月)の子が座ったらどんな席でも大きいですね。
そ んなわけで、ロンドンまで帰ってきました。赤ちゃん連れなので入国審査もファーストトラックに誘導してもらえ、待ち時間もそれほどなくイミグレーションを 通過することができました。ヒースローの荷物ハンドリングは早いので、イミグレーションを通過してバゲージクレイムに行くころには荷物がベビーカーと出て きています。
うちで使っていたベビーカーはMamas & PapasのUrboという少々大型のものです。ほとんどの空港で通常のベルトコンベアでは出てきませんので、バゲージクレイムではいつも「大型荷物」の出てくる場所をチェックする癖がつきました。
匿名
画面が真っ暗、でもカーソルは出てる状況。
探して、ここにたどり着きました。
パスワード入力で、復活!
修理に出す寸前でした。ホントにありがとう!