ANA新プレミアムエコノミー席レビュー(ロンドン→成田)

ANAのプレミアムエコノミー(PY)は事情により長らく供給されていませんでしたが、2012年後半より新規導入されました。今回はその新しいPY席に初めて搭乗したときの様子を詳しくレビューします。

シート

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座席

独立したアームレスト、席間のカクテルテーブル、フレキシブルアームのパーソナルライトなど、プレミアムエコノミー独自の装備があります。テーブルは全席アームレスト内蔵タイプです。電源は2席ユニットの中央アームレスト下方にあります。

新造機で唯一後ろに倒れるシート

座席はシェルタイプではありません。そのため、リクライニングすると座席は後方に倒れます。リクライニング角度はシートピッチもあいまってまぁまぁです。 レッグレストは全席にありますが、フットレストは最前列のみありません。これは、フットレストが前席の足元部分に装備されているためです。座席の操作はこ の写真で窓側のシートのアームレスト部分にあるのが見えますが、手動のボタンとなります。

P1100800.JPG後ろの座席

プレミアムエコノミークラスはビジネスクラスの後方に独立したコンパートメントを持ち、2-4-2の8アブレストで3列、24席あります。ロンドン線に使わ れるボーイング777-300ER機材の場合で18~20列目、または25~27列目ということになっていますが、経験ではほとんどの場合ビジネスクラス の席数が多い機材となり、25~27列目がPYとなります。

P1100801.JPG横方向を見る

最前列に搭乗

最前列の雰囲気はこんな感じです。今回は私が乗った席は25H、最前列通路側でした。エコノミーからのゴールドステータスによるアップグレードではなく、最初からPYを買っているので、 早めに条件のいい席を確保することができました。

P1100802.JPG隣席

窓際席(25K)の雰囲気。最前列で前が広いのと、テーブルが座席収納型であることから、この席から25Hの前を通って通路に出るのはそれほど難しくなさそうです。

P1100807.JPGモニタ

プレミアムエコノミー最前列(本フライトでは25列目)は前席がない関係でモニターは壁付けになります。通常のプレミアムエコノミーのモニターサイズが 10.6インチなのに対し、写真に写っているこの席のモニターのサイズは12.1インチと少し大きくなっています。その代わり、モニターまでの距離が遠い のと、角度調節等はできませんので、好みは分かれるところかもしれません。

また、USBポートとiPodコネクタはこのモニタの右下に取り付けられているので、遠くて若干使いにくいと思います。私は使わないので意識することはないですが...。

食事

食事を見てみます。

P1100803.JPG食前酒とおつまみ

プレミアムエコノミーではスパークリングワインを出します。JALのプレミアムエコノミーはこれがシャンパンなので、ちょっと差がついてますね。

P1100804.JPG食事がサーブされた状態

ワントレイで出てきます。エコノミーと同じだと思います。メインディッシュ(左側)は保温のためのアルミカバーがかかったままですね。

P1100806.JPG食事の内容

ANA のエコノミークラスに乗ったのは何年かぶりだったのですが、欧米の会社の食事に比べて質・量ともに充実していることに驚きました。細かいメニューの情報はなかったのですが、この写真で見える限りでもメイン(左)、前菜2種(手前右)、小鉢(右奥)フルーツ(中央奥)、スープ(右トレイ外側)が出ています。

P1100808.JPGスープとアイスクリーム

1食目がかなりの量で、2食目のセットメニューを食べなかったので、代わりにプレミアムエコノミー専用メニューのスープとアイスクリームを頼んでみました。

エコノミーとの差やアメニティについては別途詳しくレビューしていますので、そちらもよかったらどうぞ。

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