北朝鮮が二日酔いしない酒を開発?!

  • 投稿日:
  • 更新日:2016/01/21
  • by
  • カテゴリ:

朝鮮人参が原料、製法に秘密

北朝鮮の科学者が二日酔いしない酒を開発した、とピョンヤンタイムズがレポートしていますよ。

朝鮮の国営新聞(ピョンヤンタイムズ)が報じたものです。この酒は蒸留酒で、朝鮮原産のケソンコリョ(開城高麗)インサムと呼ばれる朝鮮人参ともち米が原料です。

ちなみに、朝鮮人参は高麗人参、御種(おたね)人参とも呼ばれ、昔は人参といえばこちらを指したそうです。こんにち一般に食べられている「にんじん」は16世紀に中国から日本に伝わり、昔は「せりにんじん」などと呼んでいましたが、一般化するにつれこちらが普通の「にんじん」になったそうです。

翌朝に愛国心を失わない

この酒、製造過程で原料として使う砂糖を焦がしたもち米に変えることによって、朝鮮人参の苦さと二日酔いを除去するそうで、30%-40%というアルコール濃度にもかかわらず、次の朝に残らないそうです。

テドンガン食品工場が何年もかけてこの秘酒を開発したといい、飲んだ翌朝に愛国心を失うことがないと既に専門家と愛飲家に高く評価されており、「国家の科学的技術的成果として登録されている」とピョンヤンタイムズは伝えています。

pottery.jpg

なお、北朝鮮に仕事で行っている人のインタビューでは、朝鮮人参酒は「飲める」が「おいしいものでもない」と言ってます。

「北朝鮮にはいくつか品質の良いリキュールがあるが、私の経験では二日酔いしない酒なんて世界中どこにもない」

北朝鮮のメディアは国内の成果についてしばしば突拍子もない主張をすることで知られています。昨年はインサムから抽出した成分を使った医薬品がMERS(中東呼吸器症候群)SARS(重症急性呼吸器症候群)、そしてエイズにまで効くと報告しています。

本当だったら、上戸、痛飲家には素晴らしいニュースですね! 一杯試してみます?

元記事(BBC)

こちらもよく読まれています