使ってもらうのに1兆円
2014年に、GoogleはiOSデバイスの検索機能のデフォルトサーチエンジンをGoogleにしておくため、Appleに10億ドル(約1兆1800億円)支払ったそうです。
この情報はOracleがGoogleに対しJavaの使用料支払いを求めている裁判の関連文書に見つかったもので、現在はインターネット上からは削除されています。
「一丁目一番地」の確保競争
サーチエンジンをデフォルトにするだけで1兆円です! いま各社がテレビやロボットなどのデバイスを使ってユーザから一番近い位置に立とうとしているのも、それによってWebの検索機能の入り口を自分のものにできるからでしょう。
たとえば、AmazonのEcho。話しかけるだけで好みのTV番組を開始したり家の中のコントロールをしたりAmazonに注文をかけたりすることのできるデバイスです。
これまではスマートフォンがユーザに一番近いデバイス一等賞だったのですが、今はユーザから「話しかけてもらえる」位置を確保するための競争です。
Apple TVやAmazon Fire TVなども同じ理屈です。
AmazonはFire TVのポジションを強化するため、自社のストアからApple TVを締め出しました。実際、Amazonで"Apple TV"を検索すると、Apple TVは出てきません。代わりにFire TVが出てきます。
Amazonから締め出されたApple TV
是非はともかく、それくらい戦略的に重要な商品ということです。見方を変えると、Fire TV Stickなどは、その機能・性能に対する値段は格安ともいえます。本体を安く売るゲーム機と同じ理屈ですね。
さて、あなたは何に話しかけますか?
匿名
画面が真っ暗、でもカーソルは出てる状況。
探して、ここにたどり着きました。
パスワード入力で、復活!
修理に出す寸前でした。ホントにありがとう!