17世紀の謎を解く!バルト海クルーズ乗船記(ストックホルム)

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  • 更新日:2016/11/14
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クルーズも中盤戦へ

コペンハーゲンを出て3日目、まる一日の航海を経て我々の乗るMSC Magnificaはスウェーデンのストックホルムに入港しました。

P1040243.JPG窓からの景色も北欧風?

入国・出国について

クルーズでは、基本的に部屋のカードキーがすべての身分証明書になります。船内で何か買ったりするときもこのカードキーで行い、クレジットカード等は一切使いません。

寄港すると、下船口のセキュリティでカードキーを使って外に出ます。これは乗船するときも一緒で、パスポートも一切使いません。これは子供でも赤ちゃんでも例外はありません。そのため、子供もちゃんと専用のカードキーがあります。ただ、子供用のカードの場合、船内で使える金額に上限があったり、アルコール類が買えなかったり、一定の制限があります。

ロイヤルカリビアンの時は乗船後パスポートを船に預けてしまうのですが、こちらは預けることはありませんでした。とはいえ、パスポートを寄港地で下船するために使うことはありません。よって当たり前ですが、入国・出国のスタンプももらえません。

P1040247.JPGまるで高層マンション

そんなわけで、カードキーを使って下船します。

P1040249.JPGメンテナンス中

船を見ると、岸から掃除?ペンキ塗り?をしている人がいました。

基本的にクルーズ船は一年中航海に出ているため、メンテナンスも公開しながら行わなければなりません。これだけの大きい船(本船は95,000トンあります)をこんな小さなローラーだかブラシだかでメンテナンスしたら、一体どれだけの時間がかかるのでしょうね

街に移動

ストックホルムでもオプショナルツアーは買わず、代わりに船が用意するシャトルバスで町の中心地まで移動しました。

P1040252.JPGシャトルバスの発着所

シャトルバスはストックホルムの中心地近くで乗客を乗降させますが、同じ場所でCosta (別の船会社)もシャトルバスのお客さんを下していました。だいたい移動パターンは決まっているみたいですね。

P1040258.JPGきれいな街並み

天気が良かったので、街並みを見ながらのそぞろ歩きもいいものです。

P1040274.JPGストックホルム市庁舎

ノーベル賞の授賞晩餐会が開かれることで有名なストックホルム市庁舎にも行ってきましたよ。ちょっと一部工事中でした。

P1040294.JPG会議場

市庁舎は中を見学することができます。ここは会議が行われる議場です。

P1040323.JPG黄金の間

ノーベル賞の授賞パーティが開かれる黄金の間です。壁画のようですが、これはモザイクだそうで、中央にいる女性はメーラレン(湖)の女王、左右がそれぞれ西の国、東の国を表しているそうです。金箔がふんだんに使われています。

P1040335.JPG裏から出てみた

一通りの見学を終えて川があるほうに出てくると、お天気なのでたくさんの人がいました。

ヴァーサ号博物館へ

ストックホルムの目玉といえば、市庁舎ともう一つはヴァーサ号博物館です。ヴァーサ号は17世紀の船で、処女航海の出港直後に沈没してしまったという不名誉な歴史を持つ船です。船は300年以上も海の中にあり、1956年に引き上げられましたが、状態が極めてよく、こんにち我々が博物館で見ることができる、というわけです。

P1040358.JPGヴァーサ号博物館入場を待つ人たち

さすがに有名な博物館なだけあって、かなりの行列でしたが、無事入場できました。

P1040369.JPGヴァーサ号

かなり大きな船で、すっぽり覆うように博物館の建物が立っています。全体を俯瞰して写真を撮るのは困難です。

P1040373.JPG再現模型

当時の様子がジオラマになっていました。沈没の原因は船が耐えられる以上の砲門を搭載してしまったこと、つまり重量オーバーで突風にあおられてしまったことだそうですが、上のジオラマでも斜めになっている様子が再現されています。

船に戻ろうしたら土砂降り!

博物館も見終わって、シャトルバスのバス停まで戻ろうと思ったら、あんなにいいお天気だったのが急に雨です。しかも土砂降り。あわてて近くの停留所からトラムに駆け込みます。

P1040380.JPGトラム

雨のせいか、お客さんもいっぱいです。

港に戻ると、このようなところを通過しないと船にたどり着きません。

P1040382.JPG港のターミナルにて

土産物屋さんです。これはあちこちの寄港地で言えることですが、船のターミナルか、その近くではたくさんの土産物屋さんが寄港のタイミングで店開きします。ちょうど地方空港の売店が飛行機の発着のタイミングのみ店開きするのと同じような感覚です。なかなか商魂たくましいです。

イタリアフェア!

無事船にたどり着いて、部屋で一休み。

P1040386.JPGお昼寝中

奥の方(画面右上)に黒いものがかかっていますが、これは雨でびしょぬれになった衣服を乾かしているのです。

本日のディナーは「イタリアフェア」でした。

P1040389.JPGイタリア~なテーブルセッティング

MSCはイタリアの船会社なので、航海中にこのようなフェアがあるらしく、この日はメニューもイタリア料理でした。

P1040392.JPGアンティパスト

あまり写真を撮っていなかったので一枚だけ。おいしそうです。

総じて、MSCの食事は前回のロイヤルカリビアンよりおいしいです。やはりアメリカとイタリアの食文化の差か...??

そうこうしているうちに船はいつの間にか出港しています。

P1040420.JPG屋上前方から後方を望む

緯度もかなり高くなり、夜になってもあまり暗くはなりませんが、明日もあるので寝てしまいます。

おやすみなさい。

(つづく)

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