格安チケットで出張
今回は10日ほどのヨーロッパ周遊の出張。最初の目的地はロンドンなのですが、格安チケットを取った関係でオーストリア航空、ウィーン経由となりました。
最近は羽田空港から出発するヨーロッパ便も増えましたが、オーストリア航空は成田空港からの出発となります。
私は一応現在スーパーフライヤーズ会員なので、専用のチェックインゾーン(Aゾーン)に行ってチェックインしようとしたのですが、
「ここではなく、オーストリア航空のチェックインカウンターを使ってください」
と言われました。聞いてみたら、成田空港のAゾーンANA搭乗客でスターアライアンスゴールドメンバーのためのカウンターで、他社便は対象外だそうです。結構混雑していて並んだ挙句言われたので、知っていれば待たずに済んだのに。
チェックインで...
仕方ないので、気を取り直してオーストリア航空のチェックインカウンターに並びなおしです。
幸い隣のBゾーンだったので近かったのと、それほど混雑していなかったのですぐ順番が来ました。
応対してくれたのはANAのバッジを付けたグラウンドスタッフのお姉さん。
「ご存知かと思いますが、本日ビジネスクラスにアップグレードになっております」
え? ご存知じゃないですよ?
確かにチケットには"BUSINESS CLASS"の文字が!
これには驚きました。確かにオーストリア航空はANAと同じスターアライアンスではありますが、私はこの航空会社を使うのは10年前の短距離線に次ぐ2度目で、とても実績などないからです。しかもチケットは格安です。
いずれにしてもせっかくいただいたインボラ、ありがたく使わせていただきます。
セキュリティを通過し、ラウンジへ
今回、SFC(スーパーフライヤーズカード)メンバーとして初めて成田空港を使いました。
セキュリティチェックにゴールドメンバー専用?のファーストトラックができていました。
こちらはANAラウンジ。出発までやや時間があるのでこちらで過ごします。
このラウンジに来るのも久しぶり(5年ぶりくらい?)です。見た感じは以前と変わらないなと思いきや...。
なんか食べ物が充実していました。
私の記憶では、以前のANAラウンジは食べ物はヌードルバー以外はサンドイッチなどの軽食のみで大したものはなかったような気がします。ここ数年で各社ともビジネスクラスに力を入れるようになり、ラウンジの食事も充実したということでしょうか。これだとファーストラウンジとの差は縮まってきますね。羽田の国際ファーストラウンジの力の入れようもうなずけます。
搭乗へ
搭乗時間も近づき、ラウンジを出て搭乗口へ向かいます。
ウィーン行きオーストリア航空52便はビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス制です。では、早速機内に入ってみましょう。
座席
搭乗して、こちらが私の座席です。
オーストリア航空ビジネスクラスの座席配置はANAと同じようなスタッガード配列になっています。
この座席は中央列。かなり前の方ですが、インボラということもあってさすがに窓際というわけにはいきません。
ただ、見ての通り両側が肘掛けのような形で結構スペースがあり、余裕があります。
座席の上にはまくらなどが置かれていました。
椅子に座った状態の前方はこんな感じで、中央にテレビがあり、左側が本座席の物入れ、右側は右座席用の物入れで、ヘッドフォンなどが入っています。下の方にある「穴」は寝るときに足を入れるところです。
今回は右の座席に誰も乗っていなかったので、その座席を最大リクライニングした状態も撮影してみました。
フルフラットになります。座席が千鳥配置だったりサイドテーブルが大きかったり、ANAのビジネスクラスにかなり似ています。
座席の背面左側には電源とUSBポート、それにヘッドフォン用の端子が備わります。
こちらは左手肘掛けにある座席のリクライニング用のコントローラ。液晶のタッチパネル形式です。ANA FIRST SQUAREのタッチパネルよりは使いやすいと思いましたが、私はこの手のタッチパネルのコントロールはいまいち苦手です。いろいろ細かい設定ができるようですが、思うような状態に持っていくのに苦労したので、結局ほとんど「アップライト」「リラックス」「ベッド」の3つの切り替えしか使いませんでした。
右手側のひじ掛けを開けると、今一つ何を入れるのかよくわからない薄い物入れが出現します。
驚いたことに、日本人が乗る座席には日本語版の機内誌が置いてありました。ただ、これは1年に1度の発行のようです。もちろんこのほかに英語・ドイツ語の機内誌も置いてあります。
機内食
離陸してしばらくすると、お楽しみ(?)の食事の時間です。ちょうどお昼どきですし。
飲み物を飲みながら、配られたメニューをみて食べるものを考えます。
ワゴンサービスのオードブル、スープ、2種類の洋食または2種類の和食、ワゴンサービスのチーズ、デザートといったコースです。
アテンダントさんがテーブルセッティングをしてくれます。最初からパンが配られています。
和食前菜盛り合わせ
湯葉トロわさび/鶏肉の山椒焼き
かに奉書巻/紅芋だんご/鮎甘露煮
ワゴンサービスで配られるオードブル。見てから決められるのは大変よいですね。ついつい見た目にきれいな和食の前菜を選びました。
次はスープです。
食事は1プレートずつこんな感じでワゴンで運ばれてきます。
豚背肉のグリル
クリーミーなマッシュルームのラグー/ベーコン・ダンプリング
ベビーキャロット/グリーン・アスパラガス
オーストリア人はダンプリングが好きなのでしょうか。このメインコースにも入っていました。
面白いのは、食後にカフェのメニューが別途配られることです。
様々なコーヒーが10種類くらい記載されています。さすがウィーン?
デザートにケーキをいただいたら、もう満腹。日本時間ではまだ夕方になるかどうかの時間ですが、しばらくすると機内は消灯し、お休みの時間です。
フルフラットでおやすみなさい
あらかじめ配られている毛布は大きく、体にすっぽりかけられます。
上の写真は寝る体制で足元方向を写した図です。ANAのビジネス座席と同様に、座席前方のスクリーン下にある穴に足を差し込む形になります。穴の大きさはANAよりも少し小さいですが、寝られないほどではありません。
座席を倒したら、枕元になる位置に別途座席のコントローラがあることに気づきました。芸が細かいです。
到着前の食事
ウィーンまでのフライトは11時間程度。しばらく寝て起きるとまた食事です。
セカンドサービス
海老のシーザーサラダ
ほうれん草とリコッタのマルファッティ
スローローストのトマトソース/フレッシュ・パルメザン
チョコ・チェリー・ヘーゼルナッツのタルトレット
焼きたてのパン各種
香りの良いコーヒーまたは紅茶
さすがゲルマン系、2食目だというのにかなり重いメニューです。私は全部は食べられませんでした。でも味はおいしかったですよ。
そんなこんなで、オーストリア航空ビジネスクラス初体験はひたすら食べて過ごしてしまったイメージです。
私はこれからロンドンまでさらに2時間程度のフライト。この長距離がビジネスクラスだったので助かりました。
匿名
画面が真っ暗、でもカーソルは出てる状況。
探して、ここにたどり着きました。
パスワード入力で、復活!
修理に出す寸前でした。ホントにありがとう!