先日羽田空港に行ったときに変化に気づきました。
実は、2015年から2016年春まで、羽田空港第2ターミナル出発ロビーカウンターのリニューアル工事が行われていました。ANA FAST TRAVELというキャンペーンも行っており、「あなたのご利用カウンターが一目でわかる」ようになったそうです。
リニューアルの印象
確かに、先ほどの写真でも右側に大きく"TICKETING"の文字が見えたり、わかりやすくなったようです。
ただ、私には以下のように感じられました。
- とにかく有人カウンターを減らしており、"special assistance" (特別な手伝いが必要なお客様)以外で有人の場所がほとんどありません。これでは「特別な手伝いが必要なわけではないけど、飛行機に慣れていない」という人にはわかりにくくなったようにも感じます。上記special assistanceカウンターには車いすや介助犬、ペースメーカーなどのピクトグラムがあり、健常者が使うのはちょっとためらわれます。
- 無人化は荷物の預け入れにも出ており、なんと荷物預け入れが機械化されていました。以前(2013年ごろ)中部国際空港で試験導入されていたいましたが、ここでは本格的に運用しているようです。
- そのため、チェックインも荷物の預け入れも基本機械です。「機械は苦手」とか「グループ旅行で、希望の座席について(機械には)説明しにくい要求がある」とかの人には、上記特別カウンターを使えばいいとはいえ、とっつきにくくなった印象があります。
とはいえ、これまで長蛇の列だった有人カウンターが一掃された(どうあれ機械でやらざるを得なくなった)ので、人の列はほとんどなくなり、流れもスムーズになったようです。ANAの場合、困っていれば地上係員の人に声をかければたいていのことは解決するので、これでも問題ないのでしょう。
これで係員が歩いてなかったらほとんど銀河鉄道999の世界です。荷物の預け入れまで自動化しているのはまだ日本だけですが、これもいずれ国外に普及してくのでしょうね。空港はけっこうな労働集約産業ですが、いずれ地方空港では無人駅のようなものが出現するかもしれませんね。
ロビーの様子が変わって場所がわからずしばらく探してしまいましたが、ダイアモンド、プラチナ、スーパーフライヤーズ、スターアライアンスゴールドメンバー向けのプレミアムチェックインは健在でした。なお、ダイアモンド会員向けのスイートチェックインも健在です。
プレミアムチェックインが完全自動化されていたらどうしようかと一抹の不安がよぎりましたが、普通に有人カウンターでほっとしました。
チェックインを済ませ、セキュリティチェックを受けるとエスカレーターがあり、そこを上るとANAラウンジがあります。
有資格者が多いことを反映してか、かなり広いラウンジです。もっともスイートラウンジも同レベルの広さがありますが。
離陸直前のおもてなし
搭乗時間になり、飛行機に乗ってしばらくすると期待がゲートから離れます。
そのとき。
搭乗の際に窓側席に乗る方は見る機会も多いかもしれません。出発の際に作業をしてくれた方が手を振って見送ってくれるのですね。これはANAでは国内線・国際線どちらでも見られる光景です。
チェックインのリニューアルで、カウンターから人はいなくなりましたが、働いている方の変わらぬ心意気を感じるひと時でした。
匿名
画面が真っ暗、でもカーソルは出てる状況。
探して、ここにたどり着きました。
パスワード入力で、復活!
修理に出す寸前でした。ホントにありがとう!