フィヨルドクルーズ5日目、ノルウェー最大の観光地のひとつであるフロム鉄道のあるフロムに到着です。
接岸できない!
フロムの港は規模が小さく、クルーズ船のような大型船は一度に1隻しか接岸できません。今回は、先客?にRoyal Caribbeanの船が入っており、我々の船は沖止めになりました。
そのため、港へはテンダーボートと呼ばれる小型船を使って乗客をピストン輸送することになります。
港に降り立つまで時間がかかりますが、これはこれで面白い経験です。
とっても簡素な運転台。長時間乗るものではないのでこれでいいのでしょう。
フロム鉄道
今日の目玉、フロム鉄道は3日目に寄ったベルゲン(Bergen)からも来ることができます。ベルゲンからは3時間ですので、時間のみ考えるのであれば陸路が便利ですが、スピード勝負の旅ではないのでこれもいいものです。
港のすぐそばにフロム駅があり、ここで切符を買って乗り込みます。観光客用に(この鉄道の利用者の大部分は観光客ですが) Myrdal (ミュルダル)までの往復切符を売っているので、それを利用します。
フロム鉄道は電化されており、この電気機関車がけん引します。
社内は日本の在来線より若干広く、新幹線くらいでしょうか。
面白いのは、すべてボックス席なのに、座面が跳ね上げ式になっていることです。ベビーカーや車いすなどに配慮しているのでしょうか。
おとぎ話のような美しい車窓風景が広がります。
滝のような水の流れるところがたくさんあります。
途中で大きな滝のあるところで車両は停止します。見晴らし台があるのです。
ノルウェー語で書かれても読み方すらわかりませんが、そういう名前の滝だそうです。高さ93m。
列車はしばらく停止し、記念写真タイムになります。この場所はトンネルとトンネルに挟まれていて、他の場所に行くことはできません。
滝を見ていたら近くの山の中腹に突如現れた美しい女性。列車の乗客ではありません。あれは誰でしょうか。
列車がまた出発しても、彼女が乗ってくることはありませんでした。
列車はさらに進み、終点のMyrdal (ミュルダル)につきます。
この駅からはオスロ (Oslo)やベルゲン (Bergen)に向かう列車が出ており、乗り換えることができます。フロム鉄道の観光客は船以外にも陸路から来る人も大勢いるので、この駅は乗り換えの人も含めとてもにぎわっていました。
また、右の駅舎の中にはお土産物屋さんなどもあり、引き返す前にゆっくりすることができます。
帰りの行程では、車両交換を見ることができました。フロム鉄道は単線ですが、すれ違いのために伏線になっているところがあります。
ここは駅ではありません。先に来たほうが待ち合わせます。
踏切がありました。と言うことは住んでいる人、この踏切を渡る人がいるのですね。
と思ったら小さな集落がありました。これもまた、おとぎ話のような景色です。
フロム駅に戻ってくると、たくさんのお客さんが折り返しの列車に乗るために待っていました。我々は下船してすぐの列車に乗ったのですぐ乗れて空いていたのですが、次は結構混んでいるみたいです。
駅の近くには、銀行や土産物屋さんをはじめとして、いろいろお店が並んでいました。
近くには博物館もあり、この地方の歴史が説明されています。
ずいぶんかわいいですが、こんなのが走っていたころもあるのでしょうか。中をのぞいてみましょう。
ずいぶんとシンプルです。見た感じあまり馬力はなさそうですが、客車を引いていたのでしょうかね。
この地方で列車の運行が開始されたのは1940年と比較的新しく、それまでは冬は雪に閉ざされる地域なので、交通、郵便などには格別の苦労があったようです。
近くには、古い客車を転用したカフェがありました。
船に戻りたくなったら、港にテンダーボートが待っているので、それに乗って戻ります。
真水のプール!
船に戻って、プールに入ることにしました。
このプールは寒い地域や冬の航行中も泳げるように温水です。また、天窓も可動式なので様々な気候に対応できます。
しかし、最も特徴的なのは、このプールが真水であることです。これまで乗った船会社の場合、プールは海水を入れている関係で塩水でした。この船のプールは脱塩しているのか真水で、よりプールらしい感じがします。このあたりも、Holland Americaはちょっと高級感があります。
夜食事を終えて戻ってみると...。
今日もタオルアートがありました。子供は大喜びです。
明日はいよいよ最後の寄港地、Eidfjordです。
匿名
画面が真っ暗、でもカーソルは出てる状況。
探して、ここにたどり着きました。
パスワード入力で、復活!
修理に出す寸前でした。ホントにありがとう!