ゴールデンウィーク、どうお過ごしですか?
今回私はグアムまでのフライトを20,000マイルで取りました。
グアムまでは1,561マイルなので、往復3,122マイル、これを20,000マイルでとったので、1マイルのフライトを約6.41マイルで交換したことになります。
ここで疑問が湧きました。
「一番お得なところはどこだ?」
ということで、調べてみました。今回はANAのマイルをANA便で使うことを想定しています。
特典航空券のもっともお得な旅行先は?
ANAの特典航空券はシーズンごとに必要マイル数が異なります。また、搭乗クラスによってもマイル数は変わるわけですが、今回調べてわかったことは以下の通りです。
- ローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンによる順位の差はなし
- エコノミーとビジネスでは順位は一緒(ファーストクラスは就航していない都市があるので若干異なります)
それを踏まえると、上位3位は次のようになります。
1位 メキシコシティ
Image: Pixabay
堂々の1位は最近就航したメキシコシティでした。距離は7,003マイルあり、必要マイル数はエコノミーの場合40,000マイル(ローシーズン)、50,000マイル(レギュラーシーズン)、55,000マイル(ハイシーズン)です。ここから計算すると、エコノミー 1マイルの飛行に必要なマイル数は2.86マイル(ローシーズン)、3.57マイル(レギュラーシーズン)、3.93マイル(ハイシーズン)となります。
メキシコシティはビジネスクラスやファーストクラスも1位で、ビジネスクラスの場合、必要マイル数はローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンのそれぞれで75,000マイル、85,000マイル、90,000マイルです。1マイルの飛行に必要なマイル数はそれぞれ5.35マイル、6.07マイル、6.43マイルです。
ファーストクラスの場合は必要マイル数がそれぞれ150,000マイル、150,000マイル、165,000マイルで、1マイルの飛行に必要なマイル数はそれぞれ10.71マイル、10.71マイル、11.78マイルです。
2位 ワシントンDC
Image: Pixabay
2位はアメリカの首都、ワシントンDCのダレス(Dulles, IAD)まででした。
距離は片道6,762マイルで、各クラスで往復する場合の必要マイル数は以下の通りです。
- エコノミー: ローシーズン40,000マイル(2.96)、レギュラーシーズン50,000マイル(3.70)、ハイシーズン55,000マイル(4.07)
- ビジネス: ローシーズン75,000マイル(5.55)、レギュラーシーズン85,000マイル(6.29)、ハイシーズン90,000マイル(6.65)
- ファースト: ローシーズン150,000マイル(11.09)、レギュラーシーズン150,000マイル(11.09)、ハイシーズン165,000マイル(12.20)
カッコ内は1マイルの飛行に必要なマイル数です。
3位 ニューヨーク(JFK)
3位もアメリカ、ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港でした。
距離は片道6,723マイルで、各クラスで往復する場合の必要マイル数は以下の通りです。
- エコノミー: ローシーズン40,000マイル(2.97)、レギュラーシーズン50,000マイル(3.72)、ハイシーズン55,000マイル(4.09)
- ビジネス: ローシーズン75,000マイル(5.58)、レギュラーシーズン85,000マイル(6.32)、ハイシーズン90,000マイル(6.69)
- ファースト: ローシーズン150,000マイル(11.16)、レギュラーシーズン150,000マイル(11.16)、ハイシーズン165,000マイル(12.27)
カッコ内は1マイルの飛行に必要なマイル数です。
アメリカ勢強し
こうしてみてみると、アメリカ大陸に行くのがお得なのですね。これは、同じ6,000マイル以上の距離のあるヨーロッパに比べ、必要マイル数が低く抑えられていることが原因にありそうです。
たとえば、レギュラーシーズンのエコノミークラスで比較すると、北米、中米は50,000マイルで行けるのに対し、ヨーロッパ(ロンドン、パリ、フランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ、ブリュッセル)は55,000マイルかかります。
ちなみに、ヨーロッパの就航先で一番遠いのはロンドン。6,214マイルです。レギュラーシーズンのエコノミークラスで1マイルの飛行に8.85マイル必要、上記で3位のニューヨーク(7.44マイル)に対してもだいぶ分が悪くなります。
特典航空券のもっともレートの悪い旅行先は?
では、最もレートの悪い旅行先はどこでしょうか。
これも、下位3位を挙げてみましょう。
順位はレギュラーシーズンのエコノミークラスでつけました。というのは、クラスやシーズンで順位が逆転することがあるためです。
下位3位 大連
Image: Pixabay
ワースト3は中国の大連でした。
距離は片道1,042マイルで、各クラスで往復する場合の必要マイル数は以下の通りです。
- エコノミー: ローシーズン17,000マイル(8.16)、レギュラーシーズン20,000マイル(9.60)、ハイシーズン23,000マイル(11.04)
- ビジネス: ローシーズン35,000マイル(16.79)、レギュラーシーズン40,000マイル(19.19)、ハイシーズン43,000マイル(20.63)
- ファースト: 設定なし
ただし、ローシーズンのマイル数はソウルよりもレートが悪くなります。
下位2位 ソウル
光化門 (Image: Pixabay)
意外(?)にも、下位に韓国のソウルが上がりました。韓国は近い代わりに必要マイル数も少ないのでそれほどレートは悪くないのではと思ったのですが、そうでもありませんでした。
距離は片道758マイルで、各クラスで往復する場合の必要マイル数は以下の通りです。
- エコノミー: ローシーズン12,000マイル(7.92)、レギュラーシーズン15,000マイル(9.89)、ハイシーズン18,000マイル(11.87)
- ビジネス: ローシーズン25,000マイル(16.49)、レギュラーシーズン30,000マイル(19.79)、ハイシーズン33,000マイル(21.77)
- ファースト: 設定なし
下位1位 瀋陽 (しんよう)
瀋陽の昭陵 (Image: Pixabay)
ワースト1はやはり中国の瀋陽でした。
距離は片道987マイルで、各クラスで往復する場合の必要マイル数は以下の通りです。
- エコノミー: ローシーズン17,000マイル(8.61)、レギュラーシーズン20,000マイル(10.13)、ハイシーズン23,000マイル(11.65)
- ビジネス: ローシーズン35,000マイル(17.73)、レギュラーシーズン40,000マイル(20.26)、ハイシーズン43,000マイル(21.78)
- ファースト: 設定なし
瀋陽の場合、シーズンやクラスによってソウルよりレートが良くなるということはなく、ダントツナンバーワンです。
中国は比較的距離が近い都市があるにもかかわらずマイル数が多いため、このような結果になりました。
マイル効率がベストのメキシコシティを比べると、特典航空券の取得におおよそ3倍のマイルが必要ということになります。
今回の旅行はどうだった?
今回のグアム旅行を振り返ってみます。
グアム行きはANAではなくスターアライアンスパートナーのUNITEDなので一概に比較できないのですが、距離は1,561マイルで、レギュラーシーズンの交換レートは20,000マイル。1マイルの飛行に費やしたマイル数は約6.41マイルです。
メキシコシティにハイシーズンにビジネスクラスで行く際に6.43マイルなので、それと同じくらいということになります。
レギュラーシーズンのエコノミークラスで比較すると、バンコク(距離2,869マイル、必要マイル数35,000マイル、レート6.10)やプノンペン(距離2,75マイル、必要マイル数35,000マイル、レート6.34)と同じくらいでした。
今回お得感1位だったメキシコシティは路線開設間もないため、調べてみると比較的特典航空券が取りやすいです。行きたいところ(というか、航空券が取れるところ?)に行けばいいわけですが、これも一つの目安としてどうぞ。
匿名
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