特典航空券レートランキング(ANA国際線編)

前回特典航空券で最もお得に行ける場所と、最も損な場所を調べてみましたが、今回それを完全な表にしてみました。

エコノミー、ビジネス、ファーストのそれぞれのクラスにおいて、ロー、レギュラー、ハイのそれぞれのシーズンでANAの就航都市を単純往復した場合に必要なマイル数と、そこへ行くために1マイル飛行するのに必要な支払いマイル数をまとめてあります。

旅行計画のお供にどうぞ。

シーズンについて

特典航空券はシーズンによって必要マイル数が異なります。このシーズンの定義も、行き先によって変わる、ちょっとややこしい制度になっています。

アメリカ(Zone6)またはヨーロッパ(Zone7)に飛行する場合は、シーズンの定義は以下のようになります。

韓国(Zone2)、アジア地域(Zone3, Zone4)に行く場合は、シーズンの定義は以下のようになります。

ハワイ(Zone5)、オセアニア(Zone10)に行く場合は、シーズンの定義は以下のようになります。

たとえば2018年1月で見て見ると、1月7日まではハイシーズンで、1月8日からはいきなりローシーズンになります。チケットは賢く取りたいですね。

まずはエコノミークラスです。

マイルレートは「その都市に往復する特典航空券の飛行1マイル分の交換に必要なマイル数」です。

L, R, Hはそれぞれローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンです。

レギュラーシーズンを基準に並び替えているので、ローシーズンとハイシーズンのマイルレートには一部順位が逆転する部分があります。

1位のメキシコシティと最後の瀋陽の間にはレギュラーシーズンで約2.8倍の開きがあります。

以前書いたように、メキシコシティがもっともコストパフォーマンスが高いです。

クレジットカードなどでは100円で1マイルくらいのレートのものがありますが、それだとローシーズンであれば、571円買い物をするととメキシコに1マイル近づく計算です。

こちらはビジネスクラスです。

さすがにレートは高くなってきており、だいたいエコノミークラスの2倍弱のマイルが必要となります。

そして、こちらがファーストクラスです。

もっとも交換レートの良いメキシコシティのローシーズンでも1マイルの飛行のために21.42マイル貯めなければなりません。これがもっともレートの悪いハノイのハイシーズンだと50マイル近くなります。

なお、中国線(上海、北京、香港、広州、大連、青島、厦門、杭州、瀋陽、成都、武漢)および一部のアジア線(ソウル、台北、マニラ)、シドニー線にはファーストクラスの設定がなく、特定航空券のマイル数も設定されていないため、表には含まれていません。