12インチMacBookは持ち運びには完璧ですが、据え置きでも使おうと思うとインタフェースの少なさがネックになります。
そこで欲しくなるのがドッキングステーションなのですが、Amazonにもいろいろ商品があって迷います。しかも、それぞれ微妙に機能が違う。
また、USB-Cが成熟していないせいか、動作もまちまちで買って使えるのか不安になります。
今回は、その中で一つ人柱になってみました。
買ったのは、StarTech.comのUSB-C Docking Station for Laptops - MST and Power Delivery 4Kという製品です。
StarTech.comはUSBのビデオ製品(USBからモニタにつなぐアダプタなど)を多数手がけており、USB-Cのラインナップも豊富なので、安定性にも期待できるのではないかと思い、選んでみました。
開封
箱を開けると、本体、ACアダプタ、USBケーブルが入っています。
本体の大きさは210mm (幅 )x 28mm (高さ) x 90m (奥行き)。重量は133g。思ったより小型軽量です。
ただ、本体に比較してACアダプタが結構大きいです。
本体の材質はプラスチックで、まぁ特筆すべきものはありません。
ACアダプタに繋ぐための電源ケーブルは各種揃っています。上の写真はそれぞれAタイプ(日本、アメリカ等)、Oタイプ(オーストラリア)、Cタイプ(ヨーロッパ)、BFタイプ(イギリス)です。
これで世界の果てまで行っても使えますね!
ポートたっぷり
ドッキングステーションなので、ポートの数は豊富です。
本体前面のポートは以下の通りです。
- 3.5mmオーディオジャック マイク用 1個
- 3.5mmオーディオジャック ヘッドフォン用 1個
- USB 3.0 (Aタイプ) 急速充電対応 1個
前面USBポートの急速充電用にCypressのCYUSB3328-88LTXCというチップが使われています。前面に急速充電対応のUSBポートがあるのは便利ですね。
本体背面のポートは以下の通りです。
- AC IN
- USB-C PC/Mac接続用 1個 (USB-PD対応)
- USB-C 1個
- DisplayPort 1個
- HDMI 1個
- Ethernetコネクタ(RJ-45) Gbit Ethernet対応 1個
- USB 3.0 (Aタイプ) 2個
これだけポートがあればまず普段の使用に困らないでしょう。
DisplayPortとHDMIはどちらも4k解像度対応で同時使用が可能です。ただし、同時使用を行うにはPC/MacがMST (Multi Stream Transport)という規格に対応している必要があります。MacBookの場合、「MacBook Pro 15インチRetinaモデル, Late 2013以降」および「MacBook Pro 13インチRetinaモデル, Early 2015以降)がMSTをサポートしているのみなので、MacBook 12インチは残念ながら該当しません。これは本体の機能なので、他のドッキングステーションやアダプタを使っても同様となります。
インストール
ドッキングステーションをACアダプタにつなぎ、PC/Macとの間を付属のUSB-Cで接続すれば準備完了です。
有線Ethernt利用時はWindows, Macとも、利用時はドライバをインストールします。
他に必要な作業はありません。基本的にPlug & Playで使えます。
使用感
すでに3ヶ月くらい使っているのですが、使用感は安定そのものです。
当然ながら、MacBook本体を充電しながらUSBやモニタ出力が使えます。
モニタ出力は4k解像度までサポートしていますが、私は今のところ4kモニタを持っていないので、2.5k (2,560 x 1,440)のモニタで使用しています。HDMIでもDisplayPortでも問題なく動きます。
外出するときはケーブルを1本外してMacを身軽に持って行き、帰ってきたらケーブルを1本挿せば全ての周辺機器が使えるようになります。
MacBook 12インチはポートがUSB-Cのみ、1個のみということが批判されることが多いのですが、このような使い方になると逆に「なんでそんなに本体にポートが必要?」と思えてきてしまいます。ビデオ出力も電源も伝送できるUSB-Cならではです。
少し前からAmazonでは、マーケットプレイスではなくAmazon自身による販売も始まっています。ということで、かなり信頼できる製品ではないでしょうか。
匿名
画面が真っ暗、でもカーソルは出てる状況。
探して、ここにたどり着きました。
パスワード入力で、復活!
修理に出す寸前でした。ホントにありがとう!