ネットとリアル、どちらが人に優しい?

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  • 更新日:2017/07/15
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学費の引き落とし口座を作るために、指定されたJAの支店に口座を開くことになりました。

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よくある風景

お店を訪れたのは朝ですが、店内はだんだん混み始めていました。

その店舗では、窓口で手続きをするために整理券を取って待つというスタイルを取っていたので、素直に整理券を取って番号が呼ばれるまで15分程度待ちました。

番号が呼ばれたので、学費の自動引き落としの手続きをしたい旨を告げると、口座開設の申込書、印鑑の登録の書類など、いくつかの書類を渡され、記入をするように言われました。

さっそく記入しようとすると、記入するものがたくさんあるので、後ろの記入台で書けと言います。

記入台に向かい、窓口の人を待たせたら悪いと思い、急いで書類を記入していると、呼び出されました。

窓口に行くと、身分証明書を出せと言います。証明書を出して、記入台に戻って書類の続きです。

全ての書類を記入して持っていくと、受け取ってくれず、呼ばれるまで待てと言われました。

せっかく急いで書いたのに、仕方ありません。またしばらく待って、呼ばれたので書類を持って行きました。そのとき、別途学校から渡されていた学費自動引き落とし用の依頼書も一緒に出しました。

すると、引き落とし依頼書は口座が開いてからの手続きということで受け取ってくれず、持っていろと言われました。

店内はどんどん混んできて、待ち時間もどんどん長くなって行きます。

さらに待たされ、口座が開設されると、ようやく引き落としの依頼書の提出です。

すると、いま開設した口座の支店名、番号を依頼書に記入しろと言われます。

この支店名と番号が記入されていなかった(決まっていなくて書けなかった)から、先ほどは依頼書を受け取ってくれなかったのですね。引き落とし依頼をするために口座開設をしているのですから、たった今開設した口座番号を係りの方のほうで書いてくれればいいのですが、なぜかそういうわけにはいかないようです。

こんな情景、経験のある方もいるのではないでしょうか。

客の論理と店の論理

私の目的はシンプルです。学費の自動引き落としを設定したい、それだけです。

そのために口座開くことが必要だ、ということはもちろんわかっていますが、本来の目的から見れば別の作業なのでさっさと済ませたいのです。しかし、ここでは、銀行側が必要とする書類を、必要とする順番で、必要とするタイミングでないと受け取ってくれませんでした。

できれば、必要な書類は一度に出すとか、必要な作業は一度に済ませられるとか、何度もなんども同じ内容を書類に記入しないで済むようにするとか、できないものなのでしょうか。

ネット銀行(例えばSBIネット銀行とか、楽天銀行とか)の申し込みだと、たとえ最終的には紙で提出しなければならないとしても、一旦Webサイトで入力した情報は印刷されて届きますし、必要な書類は一度に出せるので、何度もアクセスしなくて済んでいます。

ネットでできてしまうことが、顔を見て処理をする対面窓口だとできなくなってしまうという、なんとも不思議な気分になる経験でした。

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