日本人の教会!西地中海乗船記5日目(チビタベッキア)

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  • 更新日:2018/04/15
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実は、チビタベッキアは以前行った東地中海クルーズの出発地でした。

そのときは単に乗船・下船するだけで、地上ではタクシーで空港との間を移動するだけだったので、街を観光することはありませんでした。

今回、それが叶います。

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ローマ?

このチビタベッキア、クルーズの旅程では「ローマ」と案内されることもあります。

これは、この街がローマ近郊で大型船が発着できる港を持つためです。ローマ発着、または寄港地とされているクルーズ船はここにやってきます。

ただ、実際にはローマとは車で1時間くらい離れており、結構距離があります(80kmくらい)。ローマと案内するのはどうなのか、と思うこともあります。

同じようなことは世界中に見られ、例えば「東京」と案内される横浜港とか、「ロンドン」と案内されるドーヴァー港、サザンプトン港などもあります。

東京と横浜はそんなに離れていませんが、ロンドンとドーヴァーやサザンプトンは130km、車で2時間の距離ですから、ロンドンと言われてもピンときませんね。

そんなチビタベッキアですが、ローマの港として使うため広いです。そのため、船から港の出口のところまでは無料のシャトルバスが出ました。

P1020374.jpgクルーズでは陸での移動はほとんど有料になるので(しかも高い)、これは嬉しい配慮です。

日本人教会

さて、このチビタベッキアには知る人ぞ知る、日本人が祀られた教会があります。

P1020387.jpgこの教会は「日本聖殉教者教会」といい、1597年に豊臣秀吉の命で捕縛され、十字架に磔にされた26人の殉教者を劣勢し、祀っています。

1615年に支倉常長が通商交渉で来欧し、チビタベッキアに上陸したのが縁だそうです。

P1020388.jpg由緒書き。イタリア語と英語で書かれています。

P1020389.jpg中に入ると、ちょっと見た感じは普通の教会です。

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が、マリア様は和装です。

この教会の内部の壁画を描いたのは長谷川路可です。

P1020396.jpg慶長6年1月9日、住吉在枝川の堤の茶店の脇で、長崎に曳かれて行く途中の切支丹の後を追いかけ、自分も仲間に加えて欲しいと嘆願する大工の聖フランシスコ吉(Wikipediaより)。

P1020398.jpg刑場で磔にされる殉教者たち。

P1020399.jpg彼杵の浦で船出を待つ囚人たち。

左下は長谷川路可の自画像だそうです。なんかお茶目。

別の一角には、通常の(?)キリスト生誕を表現するものがありました。

P1020393.jpgが、なぜかジオラマです。

ここの司祭の方が作ったのでしょうか。

P1020392.jpgキリスト生誕の場面です。なんか妙に生々しい?

マーケットへ

教会の後は、マーケットにやってきました。

P1020420.jpg天気もいいので屋外に人が出ています。

P1020423.jpg屋内っぽいところもあり、肉屋や雑貨屋など様々な店が軒を連ねています。

P1020428.jpg服や鞄を売る店。延々と続きます。

P1020442.jpg街で見かけた3輪車。なんかタイムスリップしたような気分になります。

小さな町ですが、歩いてみるとなかなか楽しいものです。クルーズでチビタベッキアを訪れた際は、ぜひ歩いてみてください。

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