2018年2月27日に、Tiny Core Linux 9.0がリリースされました。
Tiny Core 9.0では、これまでのtczが基本的に使えますので、新しいtczをインストールし直さなくても、多くの場合、以前のバージョンのままでも使えます。
ここでは、そのアップデート方法について説明します。
古いバージョンからのアップデート
準備として、Tiny Core LinuxのCD-ROMイメージを、Tiny Core Linuxnの公式サイトからダウンロードしておきます。
私はVirtualBoxで使っているので、イメージをVirtualBox上でマウントしておきます。ベアメタルで使っている場合は、イメージをCD-ROMなどに準備しておきます。
vmlinuz, core.gzを入れ替える
以前のバージョンのTiny Core Linuxを使っている場合、アップデートに最低限必要なのは、vmlinuz, core.gzを入れ替えることです。
逆にいうと、この2ファイルの入れ替えだけでもアップデートは完了する場合が多いでしょう。
例えばこれらのファイルが/mnt/sda1配下に入っているとします。また、新しいTiny Core LinuxのCD-ROM(またはそのイメージ)が/mnt/sr0にマウントされているとします。
その場合、
$ cd /mnt/sda1/tce/boot
$ mv vmlinuz vmlinuz.old
$ mv core.gz core.gz.old
$ cp /mnt/sr0/boot/vmlinuz .
$ cp /mnt/sr0/boot/core.gz .
といった、シンプルな手順で終わりです。
あとは、必要に応じて
/mnt/sda1/tce/onboot.lst
でロードされているパッケージを更新します。これらのパッケージは
/mnt/sda1/tce/optional/
に入っていますので、更新したいものは削除して最新のものをダウンロードすればokです。たとえば、
$ rm /mnt/sda1/tce/optional/foo.tcz
$ tce-load -wi foo
といった手順となります。
ただ、たいていのパッケージには依存関係がありますので、依存先のパッケージも更新するなどの注意が必要です。
面倒であれば、セキュリティ更新がないものであれば(セキュリティ上の問題がなければ)そのまま使うのも手ですね。
匿名
画面が真っ暗、でもカーソルは出てる状況。
探して、ここにたどり着きました。
パスワード入力で、復活!
修理に出す寸前でした。ホントにありがとう!