飛行機で小松空港に向かった今回の出張。本当の移動はこれから始まります。
実は、今回向かった先は「辰口温泉」なのです。これは出張先に宿泊地として指定されたためです。
普通は温泉旅館だと送迎の手配があったりしますが、ビジネスパック(後述しますが安いです)の利用客は送迎サービスはないということで、自力で目的地に行く必要があるのです。
小松駅へ
まずは小松駅までバスで移動します。
小松空港からはフライトに合わせて金沢駅方面、福井駅方面、加賀温泉駅方面、小松駅方面のそれぞれに向けてバスが運行されており、小松駅までは270円、約12分ほどで連絡しています。
小松駅では曳山の舞台が展示されていました。
小松の曳山18世紀から続くそうです。
小松駅で電車まで少し時間があったので、駅のそばにある「こまつの杜」に行ってみました。
向こうに見える黄色い物体は...?
世界最大級(世界最大ではない)のダンプ、930Eが展示されていました。この日は運転席にの中には入れませんでした。
能美根上へ
電車の時間が来たので、ホームに移動します。
ここから各駅停車で「能美根上(のみねあがり)」駅に向かいます。
小松から2駅。ここで電車を降ります。島式ホーム、橋上駅舎の小さな駅です。
改札は有人でした。Suicaやicocaも使えるみたいです。
この駅はもともと「寺井駅」という名前でしたが、能美市にある唯一の駅であるためか、2015年に「能美根上」に改称されました。
利用客数(乗車人員)はWikipediaによると2015年に1,217名。ここのところ少しづつ増えているようです。
とはいっても利用者のほとんどは車を利用しています。
なんと、駅前1分の一等地の駐車場が24時間200円! しかもガラガラ。
これが過疎ってやつでしょうか。
バスで行こう
ここからバスで移動しようというのですが...。
本駅に唯一乗り入れている「のみバス(能美市コミュニティバス)」の時刻表。16本の時刻表示がありますが、一つづつ行き先が異なります。狙って来ないと行きたいところには行けません。
のみバス(出典: 能美市)
今回はこちらの時刻表をよく見ながら、旅の計画を立てました。
連携バス時刻表(出典: 能美市)
今日の目的地は辰口温泉、降りる停留所は「辰口丘陵公園口」というところですが、能美根上駅からは1日8本向かいます。私が訪れた午後の時間はだいたい1時間ごとに走っています。
または「辰口温泉口」というバス停でもいいのですが、行くバスが異なるので注意深くプランしないと面倒なことになります。
さて、バスが発車したので、色々観察してみました。
コミュニティバスでよく使われる小型の車体のバスで、座席は12席、つり革は7個、降車を知らせるボタンは確認できた限りで14個ありました。
乗客は能美根上を出発する時点で6名いました。そのあとひとり、またひとりと乗車して、9名乗車でしばらく走っています。コミュニティバスにしてはなかなかイケてる方ではないでしょうか。
乗客は年配の方が7割、学生が2割、その他1割といったところです。私のようなビジネスマン(?)はほとんどいませんでした。
どうでもいいことですが、途中のバス停がなかなか突っ込めます。
- 根上ショッピングタウン(ねあがりしょっぴんぐたうん)→値上がるんかい!
- ブックメイト・フルールとくひさ→個人名...
- フットライフウノ→こちらも個人名、昔からあるであろう、小さな靴屋さんでした
- 亀齢荘→名前から想像できる通り老人福祉施設です
- 九谷陶芸村→あの九谷焼の九谷、いきなり現れてびっくりした
と、なかなか飽きもせずおよそ45分のバスの旅を楽しむことができました。
後半、辰口に入ってから少しづつ人がいなくなり、私が降りる辰口丘陵公園口で乗車していたのは私を含めて二人でした。
で、気になる料金は、100円。さすがコミュニティバス、浮世離れした料金で市民の税金を垂れ流し公共サービスを提供していました。
このバス停から5分ほど歩くと、本日の目的地「たがわ龍泉閣」です。
朝10時半に羽田を出て、目的地であるたがわ龍泉閣に到着したのは午後3時半過ぎ。
小松空港から直線距離で13kmあまりの場所ですが、実に4時間かかってしまいました。というか、Google Mapsで調べたら歩いても3時間ではないですか。
次回は歩く...か? いや、次回があるのか?
匿名
画面が真っ暗、でもカーソルは出てる状況。
探して、ここにたどり着きました。
パスワード入力で、復活!
修理に出す寸前でした。ホントにありがとう!