MoneyForwardが2020年6月2日より個人事業主向けプランを変更します。
今回大きいのは、無料プランの改悪と「パーソナルライト」月額1280円の廃止、「パーソナルミニ」と呼ばれる月額980円のプランの新設です。
昔は確か個人事業主向けの有料プランは月額800円だったので、いかに1280円の評判が悪かったか、ということになりますが、結局戻っても月額980円。
「値下げ」と宣伝していますが、その前を知っている者からすると改悪には違いありません。
しかも、無料プランの機能制限が厳しくなりました。
主な機能制限ですが、以下が全てできなくなります。
- 債務管理機能の全て
- 帳簿情報のCSV出力
- 推移表、部門別集計表、前期比較の利用(閲覧)
- 確定申告書の作成機能
- 消費税集計機能
- メンバーの新規追加
- 銀行取引明細の手動取得
影響の大きいのは4.で、確定申告書を作ってくれなくなることでしょうか。
とはいえ、これは「残高試算表」機能から情報を確認して自分で数字を転記すればいいだけなので、なんとかなりますね。
その方法はまた別途お話しするとして。
今回は、2.の「CSV化」についてです。
現在すでに無料プランでの仕訳帳のエクスポート機能は止められていますが、裏技を使って出力可能です。
でも、これが不可能になる可能性がありますので、今のうちに裏技を使って出力しておきましょう。
以前も紹介したことのある方法ではありますが、今回詳しくステップバイステップで書きます。
仕訳帳のCSV出力はこうやる!
本来できないCSV出力ですが、「仕訳情報の一括編集をするときに自動的にバックアップデータが作られる」という仕様を利用します。
まず、仕訳帳を表示して、「一括編集」を押します。
下の画面キャプチャで赤枠で囲んだボタンです。
次に、一括編集の画面で、「全ての仕訳を選択する / 対象から外す」をチェックします。
すると、「対象を一括編集する」が出てきますので、「メモ」をチェックします。
実際には何も変更しないので、修正前、修正後のボックスはブランクのまま「対象の編集を実行する」ボタンを押します。
すると、確認画面が出ます。
Okを押します。
この段階で、一括編集前のバックアップデータが作成されています。
これを見てみましょう。
メニューから「データ連携」→「ストレージ」を選択します。
すると、ストレージ画面でバックアップデータが作られていることがわかります。
無事にバックアップデータが取れました。
なお、この方法は私は確認済みでなんども行なっていますが、保証はしませんので、万が一データが消えたりしても責任は持てませんので、自己責任でお願いします。
今度のアップデートでこの裏技が使えなくなるかどうかはわかりませんが、そのうち一括編集機能自体が無料プランから抹殺されてしまう気がします(担当者がこのページ見ませんように...)。バックアップしたい方はお早めに。
それでも使い続けたければ、諦めて有料プランに移行しましょう。
匿名
画面が真っ暗、でもカーソルは出てる状況。
探して、ここにたどり着きました。
パスワード入力で、復活!
修理に出す寸前でした。ホントにありがとう!