ココが違う!


このページでは、日本とアメリカの生活上のいろいろな違いや、アメリカに独特な特徴や習慣などについて、私が気付いたことを紹介していきます。些細な違いでもなるべく書くようにしています。

なお、このページではネタを募集します。日本とアメリカの違いについて何かありましたらBBSに書いていただくか、トップページにある私のアドレスまでメールをいただければ幸いです。

新しいネタが上に来るように修正しました(Oct. 28, 2001)。

エレベータ

こちらのエレベータは、いったん閉まりかけると、外側からは上下の矢印ボタンを押しても開かないものが多い。そこでしまりかけたドアに手を突っ込んであけようとすると、挟み込み防止が光学センサーになっているので場合によっては開いてくれず、手をはさまれてしまうことになる。

 

自動ドア

ドアの話題をもうひとつ。もともとこちらは日本ほど自動ドアが多くないと思う。大学の建物の入り口などは、ドアが複数あればひとつはAccessibleなので、ボタンで開く自動ドアになっているが、このドアは手でも開く。それと、横にスライドする自動ドアが少ない。私の知る限り、近所ではTARGET(スーパーのチェーン店)の入り口のドアくらいしかないのではないだろうか。

 

ドア

ドアでよくあるのが、片側は取っ手がついて引っ張るようになっていて、もう片側は横長のバーがあって押すようになっているもの。大学やレストランなど公共の建物の場合、大部分のドアはこのような形になっている。

ドア(階段側)ドア(通路側)

ちなみに上記の写真は私のオフィスがある建物(Wean Hall)の階段のドア。

 

駐車の向き

駐車場で車を駐車するときに、どちら向きで停めますか? 日本だと、出やすいように頭を前にしてバックで駐車する人が多いと思う。こちらではバック駐車の人は非常に少なく、頭から突っ込んでいる人が殆ど。私も日本ではバックで駐車することが多かったのだが、こちらでは頭から突っ込んでいる。

ちなみに、アメリカ人は縦列駐車がとてもうまいが、学校で駐車場を確保してしまった私は未だに縦列駐車は下手なままである...。

 

カップめん

アメリカでもカップラーメンは売っているのだが、少なくともうちの近所の普通のスーパーでは日清のカップヌードルとマルチャンのinstant lunchしか見かけない。で、これらはいわゆる「カップヌードル」の形の容器なのだが、その周りをボール紙で覆ってパッケージングしてある(箱ではない)。何だか過剰包装なのだが、その覆ってある紙にnutrition factsなどが書いてある。

ちなみに、こちらのこういったインスタント食品は殆どに「電子レンジでの調理法」が書いてあるのだが、カップラーメンとて例外ではない。いったい電子レンジでどうやってカップラーメンを作るのかというと...「別の容器に水を入れ、電子レンジで沸騰させてください。そのあと通常の作り方に従ってください」

...これって電子レンジでのカップラーメンの作り方じゃなくて、電子レンジでのお湯の沸かし方じゃないの?

 

切手

切手は舐めないと貼った気がしないと思っている方には残念なお知らせがある(そんな奴いるのか?)。切手はシールになっている。舐めなくてもいい。ちなみにfirst class(飛行機の座席のソレではなく、第一種郵便のこと)の最低料金は34セント。チェックを送るのに多用するから、シート(10枚単位)で買っておく。

それにしても何で日本の切手、シールじゃないんだろう...。

 

優先レーン

高速道路で「二人以上乗っている車専用レーン」がある。Pittsburgh近郊(I-279)の場合、専用のレーンで入り口も別にある。ただ、上下合わせて2車線分しかなく、使われるときは上下どちらか専用になる。

ロスだと、一番内側のレーンが専用レーンで、一人で乗っているときはそのレーンに入ってはいけないらしい。

Thanks! > Zeroさん

 

Quarterをgetする方法

自動販売機の一部に、両替可能なものがある。"To use this machine as a dollar changer."と書いてある販売機を利用する。

銀行へ行き、Tellerに両替してもらう。$10ぶんのQuarterが筒状になったものがあり、それに変えることができる。

Thanks! > おーつさん、アーガマさん

 

駐車場

私はアパートメントで駐車場を借りているが、各車には場所の割り当てがなく、駐車場内のどの駐車スペースに停めても構わない。このような形式はあちこちで見られるので、恐らく標準的な駐車場の形態と思われる。

そのため、parking lot(駐車場)、parking space(駐車スペース)、parking permit(駐車許可)といった言葉がそれぞれ存在し、明確に使い分けられている。例えば、日本語でいう「駐車場を借りている」は、parking lotのparking permitを持っている、ということになる。

 

車のライト

何故だろう、こちらの車はかなりの割合で日中でもライトをつけて走っている。ちなみに、Niagara Fallsに行ったときはNew York州に入ったわけだが、ワイパーを動かしているときはライトをつける必要がある、という意味の標識があった。

と以前書いたのだが、レンタカーを借りて理由が判明。もともと前照灯のスイッチがなく、サイドブレーキを外した時点でライトがついてしまうのだ。ちなみに借りた車はCHEVROLET(GM)製だった。

 

分数

アメリカ人は小数をほとんど使わないようだ。なんでも分数で表現する。例えば、牛乳パックの量は"1/2Gallon"、小切手に書く$1未満の端数は"50/100"など。

これはこれで分かりやすいとは思うのだが、ときどき「そんな無理して分数にしなくてもいいんじゃ?」と思うものもある。例えば、こんな感じ。

まぁ、halfとかquarterとかdozenとか、もともと整数倍、整数分の1というものの考え方の文化からきているのだと思う。

 

路上駐車

アメリカの街中の道には山のようにパーキングメータがある。車を止め、Quarter(25セント硬貨)を入れてつまみをぐるぐる回すと残り時間が増える。値段はPittsburghの場合、大学のある地区(Oakland)で25セントあたり15分〜1時間くらい、ダウンタウンだと7.5分とかになる。

パーキングメータがあるところには「8時から6時まで、4時間制限」といったような案内標識があり、最大駐車時間が決められている。では、時間外はどうなるのか。日本だと当然「時間外駐車禁止」なのだが、こちらは逆。時間外はタダで停め放題なのだ。私はしばらくそれを知らなくて路上駐車を避けていた。

では、パーキングメータもなくも駐車に関する案内標識もないところはどうか。これは「路上駐車し放題」である。日本では青空駐車ができる場所なんてほとんどないが、アメリカでは逆にほとんどの場所が青空駐車可能。よって住宅地の道路などは基本的に路上駐車だらけ。アメリカ人は縦列駐車がうまいというのも頷ける。

 

郵便ポスト

郵便ポストは赤いのが常識だが、こちらのは青いのが普通。だからなんだといってしまえばそれまでだが。それにしても、なんでこんなに郵便物を入れにくいの? ポストには蓋がついているのだが、その蓋を開けてずいぶん置くまで手を突っ込まないと中に入らない。

 

横断歩道

日本では2本の縦線があって、横線が縞々になっているのが普通だが、アメリカではこの横線はない。まぁそれはともかく、押しボタン式の横断歩道がとても多い。こちら来てすぐのころ、押しボタンの存在に気が付かず、ずっと赤信号の歩行者信号をずっと待っていたことがあった。恥ずかしい。そういえばオーストラリアに行ったときも同じことをしたような...。

 

ATMとキャッシュカード

アメリカのATMはほぼ例外なく24時間営業(お店の中など、外部要因がある場合を除く)。いつでも預金の預入れ、引出しができる。ただ、繁華街などでは気をつけた方がいいとは思う(特に夜)。私も近所のショッピングエリアでお金を下ろしているときに、見知らぬ人からたかられたことがあった。しかも昼間に。英語ができないふりしてごまかしたけど。

ちなみに銀行の有人窓口の利用は基本的に有料で、口座の種類によって月何回までは無料、などとなる。

また、キャッシュカードはデビットカードの機能も持っているのが普通。日本では昨年あたりに始まったばかりのデビットカードだが、こちらの銀行のカードにはVISAなどのクレジットカードのマークが入っていて、クレジットカードが利用できるところではどこでも利用できる。スーパーマーケットを始め、ほとんどのお店はクレジットカードが使えるので、これはとても便利。クレジットヒストリーがなくてカードが作れない外国人でもその利益を享受することができる。

 

道路標識

アメリカの道路標識は基本的に日本と同じマークなのだが、説明付きでよりわかりやすい。例えば、進入禁止の標識には白い部分に"DO NOT ENTER"と書いてある。

 

右折

交通標識の話題をもうひとつ。交差点では赤信号でも右折(走行車線が日本と逆なので日本でいうと左折にあたる)は可能である。これに慣れてしまうと日本に帰ってから赤信号で左折してしまいそうで怖い。ただし、"NO TURN ON RED"と書いてある交差点ではできない。いずれにしても重要なことは文字で説明されているのでわかりやすい。

 

ガソリンスタンド

最近日本でも増えてきているらしいが、アメリカのガソリンスタンド(アメリカ英語ではgas station)は基本的にself serviceである。日本同様車を入れるとガソリンを入れてくれるのはfull serviceといってレーンが別れているのだが、値段が高くなるし利用している人はあまり見かけない。

で、日本のようにスタンドが集中しているエリアなどもあるのだが、競合していてもあまり値段は統一されずばらばらである。2001年10月現在、値段は1gallonあたり$1.13〜$1.35くらいだが、$1.13の隣に$1.24の店があったりする。高いからといってお客がぜんぜん入らないということもなく、高いほうのスタンドにも結構入っているのがちょっと不思議。

 

コンビニ

これはご存知の方が多いと思うが、日本のようにコンビニがあちこちにはない。Seven ElevenなんてDowntownにも3,4軒くらいしかないのではないだろうか。まぁ、田舎町だというのはあるけど。

ただ、ガソリンスタンドには大抵コンビニが併設されている。車で移動する身にとって、これはなかなか合理的だと思う。

 

貨物列車

日本のJR Freightは瀕死の状態だが、アメリカでは逆にレールの上を走るのは大部分が貨物列車。そもそも私はまだAmtrakを見たことがない。近所を走っているはずなのだけど...??

この貨物列車だが、編成が長い。とにかく長い。未だに先頭の機関車から最後の貨車まで全部見たことは1,2回しかない。当然電化なんてされてなくて、ディーゼル機関車が2両くらいでこの長い編成を引っ張っているため、とてもスピードは遅い。でも、ゆっくり延々と続く貨車を眺めていると、アメリカに来たなぁと感慨深いものがある。

 

McDonald's

どうしてマックはこんなに愛想が悪いんだ! いやもう、愛想悪いチャンプ!! スーパーのレジの方がよっぽどとっつきやすい。他のファーストフード店も同様かというと、少なくとも私の経験ではマックほど悪くはなかった。

 

牛乳

うちの近所で売られている牛乳は"LOW FAT"の割合が多い。これはアメリカ全土のことなのかもしれない。政府自らダイエットキャンペーンを張る国だし。

私は低脂肪乳が嫌いなので普通の牛乳を買うのだが、最初困った。ただ単に"MILK"と書かれているものがないのだ。アメリカには普通の牛乳はないのか? と思ったら、"VITAMIN D"と書かれているものが普通の牛乳なのだ。まぁ日本でも「成分無調整」などと外国人が見たら意味不明になりかねない文字が書かれているので他人のことは言えないのだが、なぜ"VITAMIN D"とわざわざ書くのかは未だに謎。

牛乳の入れ物は主にプラスチックコンテナと紙パックの2種類。紙パックは日本でもおなじみだが、量はガロンを基準とした単位になるのでちょっと違う。日本の1リットルはこちらでは1 Quart(=1/4 Gallon=946ml)、このちょうど2倍のものがHalf Gallon(=1.89l)。私はいつもHalf Gallonの紙パックを買っている。

このプラスチックコンテナの牛乳なのだが、私には常に味が変だと感じられる。全く同じブランドの牛乳でも、何故かプラスチックコンテナの方は、低脂肪乳のように何か混ざっているような味がするのだ。理由は不明。ちゃんと日付とかチェックして買ってはいるのだが??

 

爪楊枝

Toothpick。アメリカでも爪楊枝は見かけるし、うちにもあるのだが、何故かどこで見ても両側が尖っている。日本の一般的な楊枝のような「楊枝置き」が付属しているものは見当たらない(ところで日本の楊枝の尖っていない側は楊枝置きなのだ)。

そういえば昔香港で見た爪楊枝も両方が尖っていて、片側にミントがついていたような気がする。

 

コインの話

アメリカのコインは1セントから25セントまで。いくつかは愛称というか決まった呼び方があり、それぞれ次のように呼ばれている。

硬貨 呼び方 大きさ順
1セント Penny 黄銅 3
5セント Nickel 2
10セント Dime 4
25セント Quarter 1

ちょっと混乱するのが10セント硬貨。もっとも小さい上に、コインにはどこにも10セントであるという数字は書かれていない。"ONE DIME"とかかれているのが目印である。

コーラなどの自動販売機では1セント以外の硬貨は大抵使えるのだが、もっと必要性の高いパーキングメータとコインランドリーは25セント硬貨しか受け付けない。ちょうど日本の100円玉の感覚なのだが、はるかに金額が低いため、たくさん必要となる場合が多い。例えば、私の住んでいるアパートにあるコインランドリーは4枚必要。ダウンタウンのパーキングメータは7.5分で25セントなので1時間8枚必要。そこで、25セント硬貨はある程度貯めこむ習慣がついてしまった。

逆に、使い道がないのが1セント硬貨。スーパーなどでは端数を出す(例えば合計が$8.53だったら$9.03出しておつりに$0.50もらうなど)ということが日本と同様行われるが、それ以外の場所ではあまり見ない。ではどうするのかというと、カウンターに小銭の入った箱が用意されており、細かいおつりでいらないものはここにチップとして投げ入れていくのだ。この光景は主にSTARBUCKSなどのファーストフード系飲食店で見ることができる。

 

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